約 1,745,981 件
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/33.html
ディアボロがこの世界に来てから二日がたちました ルイズを起こし着替えさせて汲んできた水で顔を洗ってあげます。もちろんドッピオがやっています 「男の前で恥ずかしくないんですか?」 やってはいるが毎朝異性の裸を見るのは大半の男性にとっては余り精神的に優しくないものだ 「はぁ?男?あんた使い魔でしょ?偉そうなこと言ってないで早くしなさいよ!!」 「・・・はい」 タオルで顔を拭いてやると朝食を取りに行く 初め食事にまで制限を付けられそうになったが何とか頼み込んだ。労働の後がパン一個なんてふざけています 朝食の後は午前中の授業です ルイズが授業に出ている間に部屋の掃除をします 箒とちりとりを使いささっと済ませてしまいます。ドッピオは案外家事に適正があるんです やり始めるととまらなくなって隅から隅まで掃除をしてしまうことがあります ドッピオはそこそこのところでやめて洗濯に行きます 洗濯も二日ほどたつと慣れてきます。スキルは5ほどでしょうか 洗濯も終え、洗濯物を干すともうお昼です 「ふー・・・お昼ご飯の時間かな?」 太陽が真上にあがってきています。ドッピオはこのお昼ご飯を楽しみにしているのです 「こんにちは、マルトーさん」 「お、いらっしゃい!」 魔法学院アルヴィーズ食堂、コック長マルトーさん ルイズさんに躾と言われてパン一個しか食べさせてもらえなかったとき、賄い料理を食べさせてくれた優しい人だ 「賄いだったらもう少しで出来るからそれまで待っててくれ」 「それじゃ料理を配るのを手伝いますよ」 食堂でウェイターの真似をするのは昨日からだ 賄い料理を貰いっぱなしなのはいけないと言ってここで働かせてもらっている 「クップププ」 「ククク」 ・・・笑い声があるのは使い魔なのにこんなところで何をやっているんだ。みたいなことだろう 「・・・ドッピオさん」 「いいんですよ。シエスタさん」 笑い声をそこそこ無視して料理を配る 「・・・あの」 「はい?」 僕に話しかけたのは茶色のコートを着た女性。下級生がこういう格好をしているんだっけ 「ギーシュさまがどこにいるか分かりませんか?」 「ギーシュ?」 ・・・ああ、脱走したときにルイズさんと一緒に来た金髪の人か、食堂の中をぐるりと見渡すと・・・ 「あ、います。外のほうですね。案内しましょうか?」 「お願いします」 外に行くとギーシュはこの子以外の女性と話していた まだこの子は気づいていない (・・・二股?よくないな・・改めさせたほうがいいかな) 配るために持っていた物のうちの一つ、チーズケーキを持って話しかける 「チーズケーキをお頼みの方」 「は?チーズケーキなんて頼んでないよ・・て君はミス・フランソワーズの使い魔」 「それではこちらの女性と待ち合わせの方は?」 「?!・・モンモランシー、ちょっと待っててくれるかい?」 そういうとギーシュはつれてきた子の肩をつかんで奥の茂みは行った もれ出る話を聞くとギーシュが二股をかけているのが分かって女性のほうが怒っているようだ あ、女性のほうが帰っていった ギーシュが戻ってくる 「モンモランシー、あの子はただの」 「・・・最低」 「うっ」 「・・・下劣」 「ぐっ」 「・・・絶交よ」 「なっ?!最後まで聞いてくれモンモランシー! ほら君の顔に怒りは似合わない」 二股をかけた人の末路って怖いなー 結局、ギーシュは二股をかけているのがばれて二人からふられてしまったようだ 「・・・くっ」 結構、効いたみたいだけど 「・・・・」 僕に怒りが向けられているのが気のせい・・ではないと思う 突如、ギーシュから何かを投げつけられる。手袋だ 「平民風情がこの僕に恥をかかせるとはね」 「いや、それは自分が悪いんじゃ」 「うるさい!君を叩きのめさないと気がすまない。決闘だ!」 「え?」 外の中庭、周りには大勢のギャラリーがいる どこで聞いたのか決闘と聞いて見に来た人たちだと思う 「勝負方法は単純にどちらかが負けを認めるまで、分かったかな」 「・・・つまり二股をかけた自分が悪かったと認めさせればいいんですか」 周囲から笑いが漏れる 「うるさい!君があの子をあの場に連れてこなければ万事上手くいったって言うのに・・!」 「いや、元々待ち合わせていたって聞いたんですけど」 「・・・そういえば・・ええい、あのとき見えていたはずだろう!気を使うのが常識だろう!」 「どんな常識ですか。二股かけていいなんて」 「うるさい!」 ・・何をするつもりだ 「エピタフ」 エピタフを使い未来を察知する 「なっ!」 一歩後方に下がって攻撃を回避する 「言い忘れていたけど僕は貴族だからね。魔法で戦わせて貰うよ」 目の前にいるのは青銅の鎧人形。形は・・・なんだろう? 「・・・魔法・・次、何が来る・・・」 5へ
https://w.atwiki.jp/shachozero/pages/104.html
98 名前:社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg [] 投稿日:2008/03/08(土) 21 23 59.34 ID 3lqINgzo0 ! l l l ll l l l ヽ ヘヽ ヽ ヽ ヽ ヽ \ \ i l i ! ll l l .l ヽ ヘヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ. \ , ! l i l .ll l l i ヽ ヘ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ , , l l l .ll l l l 丶 ヽ ヘ ヽ ヽ ヽ ヽ.ヽ、,_ ヽ、 , , l l , ll. .l .l l ヽ ヽ ヘ ヽ ヽ ヽ 、 .` ヽ、>、 , , ト-亅 \ヽ .ヽ l ヽ ヽ ヽ ヘ 、ヽ ヽ、、_ ヾ_>、、\ , , ヽ ´` ‐-、i \ , ,ヽ l ヽ ヽ ヽ .| ´` ‐-、,__`<ヽ_,.、ニi― 「行くぞ青眼! 全速前進だ!」 \ ヽ , ,ヽ ´`i‐-、,ヽ.\. ヽ ヽ、ヽ l _、‐>-‐,7 l \ ヽ, ハ `、 .` ー ` ‐、\ \ ヽ! |_,,孑弋~´` イ \ ゝ i ヽ ´ ‐--‐ ´ `ヽ,\ \ ヽ ! / ´ -‐ ´ \ヘ\ i ヽ_______、丶 \ ヽ, レ_______/ \ ヽ、 , ヽ!`ヽ、 . ,, l ,、- ´ヽ .「ヽヽ i| \ , ! _,.、-‐ _,.、- ´ \ , ´ il| \ , | 丶 ,ill| ` | 丶 l| | \ 、,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,--、 | \ , -、,,,,,,,,,,,,,,,,,,、、、-ー| | \ ,、-‐ァ_,.____ | | \ V´´ `ヽv /| \ , / / | \ 人‐-=二=-‐ァ7 / , 103 名前:社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg [] 投稿日:2008/03/08(土) 21 29 51.53 ID 3lqINgzo0 ~タルブの村 上空~ ,. ヽ. ヽ l l l l / ヽ. ヽ l l l l / / ヽ. ` 、 ヽ ヽ. レ、l l. l / / 丶、 ` 、 ヽ ヽ / ヘ \ l l / / ` 、_ \. ヽ. ∨ , `丶 \ ! l 「どこへ行こうと戦争は変わらんな / ヽ - ニ_ー三>ィヘ、 ヽ ∨、ハ }. 〉j l l ……ふぅん。遊戯、貴様の力を利用させてもらうぞ」 ト 、 \ ` 、 丶、  ̄ / j ` 、 ヽ}_」 j /∧. l l `丶、\ `丶、_`ァハ / ` 、 l!__, / Ⅵ l `丶\ゝ、_,イ{j } / ヽl.// ∧ Ⅴ ! `丶、 ヽ ´ Ⅵ ,ヘ ヽ l l ソ‐-、_` 、  ̄´ \ヽ. l. l / `丶 」____\ヽV / |  ̄ ̄ く、 | `丶, _ | `´、_ /| \ ,イ .| ,rf⌒ ┌‐\ ∠.」 ! { | \__/ | _l. 弋_ | 〈 ̄.l l l l l l l j _____j___/______ ____/___\ _ _ \  ̄\. | |. //´ ヽ /´〉 | レ 〈 104 名前:社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg [] 投稿日:2008/03/08(土) 21 30 36.29 ID 3lqINgzo0 ! l l l ll l l l ヽ ヘヽ ヽ ヽ ヽ ヽ \ \ i l i ! ll l l .l ヽ ヘヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ. \ , ! l i l .ll l l i ヽ ヘ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ??? , , l l l .ll l l l 丶 ヽ ヘ ヽ ヽ ヽ ヽ.ヽ、,_ ヽ、 , , l l , ll. .l .l l ヽ ヽ ヘ ヽ ヽ ヽ 、 .` ヽ、>、 , , ト-亅 \ヽ .ヽ l ヽ ヽ ヽ ヘ 、ヽ ヽ、、_ ヾ_>、、\ , , ヽ ´` ‐-、i \ , ,ヽ l ヽ ヽ ヽ .| ´` ‐-、,__`<ヽ_,.、ニi― 「来い! ブラック・マジシャン! \ ヽ , ,ヽ ´`i‐-、,ヽ.\. ヽ ヽ、ヽ l _、‐>-‐,7 l ブラック・マジシャン・ガール!」 \ ヽ, ハ `、 .` ー ` ‐、\ \ ヽ! |_,,孑弋~´` イ \ ゝ i ヽ ´ ‐--‐ ´ `ヽ,\ \ ヽ ! / ´ -‐ ´ \ヘ\ i ヽ_______、丶 ??\ ヽ, レ_______/ \ ヽ、 , ヽ!`ヽ、 . ,,?l ,、- ´ヽ .「ヽヽ i| \ ? , ! _,.、-‐ _,.、- ´ \ , ´ il| \? , | 丶 ,ill| ` ? ?| 丶 l| | \ 、,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,--、 ?| \ , -、,,,,,,,,,,,,,,,,,,、、、-ー| ?| \ ,、-‐ァ_,.____ | | \ V´´ ?`ヽv? /| \ , / / | \ 人‐-=二=-‐ァ7 / , 116 名前:社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg [] 投稿日:2008/03/08(土) 21 33 26.04 ID 3lqINgzo0 / l _.,、ィヽ ,、‐ ., / , r‐iTl .) リ.|./) ,、‐ /./ |, .| V / .レ/‐ . /./ .,|.| | ´ 7__ , / ィ ス\_ ヽ,--‐ / /〈〈 /l| ` -ニレ  ̄\ ヽ .ヽ/ ヽ l〉 、 ` ヽ 「ふっ……まさかまたお前と共に戦うことになるとはな、セト ,、) ヽ |、ュ、__,、ァ///. ----フ ファラオの遺志に感謝を……」 /  ̄\| __ ノ)/〈./  ̄/ ト-‐--‐‐ ヽ ‐、, .// ‐、/ | ,、==/ー―‐テフ‐‐-、|____ ヽV/ィ|( / / /⊥、 _ __ .`´ (.ヽ\ ヽヽ ,、‐  ̄ 下 ,--、__,、‐ 三三-ニ‐‐‐ニ‐、  ̄`~~~~~~==-( ! ! | トニ| l´./( // ) ニ=-> ,、-‐ニ== []ニ[]ニ[]ニニ二三_,⊥⊥⊥ノヽ-V―、__ ニ=‐‐  ̄ ̄ |、 / / /,、‐ニー―――‐‐、 | lヽ /,、‐ .| ,/` ―- 、 ヽ | | | / /´ .| | ,-=ニヽ .ヽ | | lヽ_/ー―| | .//ニ二、l , \ ,`‐_,,,、y/ ̄ .| | | | | ⊂ヽヽ ., ,、フ/ l | ヽヽヽヽニ= ノl ., ,、‐‐//~{.( ヽヽ _ヽヽニ ´ヽl , トY ヽ ‐ヽ ̄ ̄ ̄~\ ̄ ` ‐、 .l ヽ / ニ‐-、_/ / .,、- ) --/ ---/〉‐l ,ヽ |ヽ ‐ `゛ ./ イヽ ,.人__|.| /// _,,,,,,,,,,/ ., レ / トヽ ‐ ゛`´ `゛ ‐y ,、- //ク / 126 名前:社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg [] 投稿日:2008/03/08(土) 21 35 23.23 ID 3lqINgzo0 /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ ヽ. } } / ,〉´ ̄` 、 // . / _____ f f⌒ト 、 // , .. / / ____ / ,! { } l_/イイ´ /______________/ / / ∨ レ ,.ヘ. ヽ. ノ jニニイ-、 ________________/ / _, -‐7_/! ! ヽ. `ー } _ノ . / ∠_ヽ ヽ / /て伐气/刈 >、_ノ、ニニニノ 「頑張りましょう! お師匠様! セト様! / | / _f 心、 ヽ Y Vトr リ } | | . ……後ろの子もね!」 ーー─/ | | | ハ 、ゝヾz入 ヽ. ヽ `ー xxxリ / ! . / / | | | | }xx ーノ ` ー- ゝ ノ. / | ヽ l / ! ! | ト ゝ ヽ <_ / ハ ヽ \ | f ! ! | | ヽ \ ,rャ / ! ! ! ヽ ヽ | | | | | | ヽ /ー ノ、 / │ ! ! ヽ \ | | ハ. ! ノ`}、.| / ハ 丶. ,イ .| | | ヽ | | _」_ | .!r _ノ_;.!r‐ ´ /´ ̄ ̄ ̄ ,ハ_ _ -‐ | | ,/\ ヽ | |r ,. 、)‐ ´ ̄ | _,r レ ハY .l l ,/ \ \ | ,∠`∨ ´ │  ̄ ̄ ̄l { . . .リ,} _ j / /,. ´ ̄ ̄`丶 ∨ . . ハ. l | ====、 ∨ 弋ノ,イ ´ / / / ヽ ,./f . . . . .j } |  ̄ ̄ `r-へ、 ∨ ./ / / // .ヒ . . . ノ ノ | r―ャ 、 ヽ ,. -‐7 / / 131 名前:社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg [] 投稿日:2008/03/08(土) 21 36 09.51 ID 3lqINgzo0 ! l l l ll l l l ヽ ヘヽ ヽ ヽ ヽ ヽ \ \ i l i ! ll l l .l ヽ ヘヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ. \ , ! l i l .ll l l i ヽ ヘ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ , , l l l .ll l l l 丶 ヽ ヘ ヽ ヽ ヽ ヽ.ヽ、,_ ヽ、 , , l l , ll. .l .l l ヽ ヽ ヘ ヽ ヽ ヽ 、 .` ヽ、>、 , , ト-亅 \ヽ .ヽ l ヽ ヽ ヽ ヘ 、ヽ ヽ、、_ ヾ_>、、\ , , ヽ ´` ‐-、i \ , ,ヽ l ヽ ヽ ヽ .| ´` ‐-、,__`<ヽ_,.、ニi― 「なんだと!?」 \ ヽ , ,ヽ ´`i‐-、,ヽ.\. ヽ ヽ、ヽ l _、‐>-‐,7 l \ ヽ, ハ `、 .` ー ` ‐、\ \ ヽ! |_,,孑弋~´` イ \ ゝ i ヽ ´ ‐--‐ ´ `ヽ,\ \ ヽ ! / ´ -‐ ´ \ヘ\ i ヽ_______、丶 \ ヽ, レ_______/ \ ヽ、 , ヽ!`ヽ、 . ,, l ,、- ´ヽ .「ヽヽ i| \ , ! _,.、-‐ _,.、- ´ \ , ´ il| \ , | 丶 ,ill| ` | 丶 l| | \ 、,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,--、 | \ , -、,,,,,,,,,,,,,,,,,,、、、-ー| | \ ,、-‐ァ_,.____ | | \ V´´ `ヽv /| \ , / / | \ 人‐-=二=-‐ァ7 / , 136 名前:社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg [] 投稿日:2008/03/08(土) 21 37 10.68 ID 3lqINgzo0 , ´ ̄ ̄ ̄ ー- 、 / ` 、 / / ヽ 、 \ / | | | ヽ ヽ ハ / |,斗 ミ 弋T ト、 | |i i | | | | |/| | |\ヽ | _」_ハ | |i | | 「えっ! ちょ、ちょっと! なんでわかったのよ!」 | | | リ ― ミ\ヽ イレ-、\| |乂ノ | | V / ん.ハ }.ノ{ハ...i} トレ ∧∧ /i| , ヘ {こリ ヾ.シ レ | \ / |. , ... . `゛ | , \ . / i| , ノ \ / | \.. , -‐、 / | \ / ∧ `ー- ニ._´ ィ´ | \ \ / \ / ⌒ヽ、 \|-ュvヘ--、 \ / / , //^/ィ__,⊥..._\ / | ヽ、 / rヘ{Y// ヽ \ 147 名前:社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg [] 投稿日:2008/03/08(土) 21 41 29.94 ID 3lqINgzo0 ! l l l ll l l l ヽ ヘヽ ヽ ヽ ヽ ヽ \ \ i l i ! ll l l .l ヽ ヘヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ. \ , ! l i l .ll l l i ヽ ヘ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ , , l l l .ll l l l 丶 ヽ ヘ ヽ ヽ ヽ ヽ.ヽ、,_ ヽ、 , , l l , ll. .l .l l ヽ ヽ ヘ ヽ ヽ ヽ 、 .` ヽ、>、 , , ト-亅 \ヽ .ヽ l ヽ ヽ ヽ ヘ 、ヽ ヽ、、_ ヾ_>、、\ , , ヽ ´` ‐-、i \ , ,ヽ l ヽ ヽ ヽ .| ´` ‐-、,__`<ヽ_,.、ニi― 「貴様ぁ! なぜ青眼の背中に乗っている!」 \ ヽ , ,ヽ ´`i‐-、,ヽ.\. ヽ ヽ、ヽ l _、‐>-‐,7 l \ ヽ, ハ `、 .` ー ` ‐、\ \ ヽ! |_,,孑弋~´` イ \ ゝ i ヽ ´ ‐--‐ ´ `ヽ,\ \ ヽ ! / ´ -‐ ´ \ヘ\ i ヽ_______、丶 \ ヽ, レ_______/ \ ヽ、 , ヽ!`ヽ、 . ,, l ,、- ´ヽ .「ヽヽ i| \ , ! _,.、-‐ _,.、- ´ \ , ´ il| \ , | 丶 ,ill| ` | 丶 l| | \ 、,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,--、 | \ , -、,,,,,,,,,,,,,,,,,,、、、-ー| | \ ,、-‐ァ_,.____ | | \ V´´ `ヽv /| \ , / / | \ 人‐-=二=-‐ァ7 / , 154 名前:社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg [] 投稿日:2008/03/08(土) 21 43 33.44 ID 3lqINgzo0 , -‐ ´ ` ー、 / `ー-、 ,‐´ 、 `ヽ、 f‐ | ヽ ヽ ヽ / ー、 ヽ_ / ヽ ヽ ヽ\ ヽ / } _ l ヽ ヽ/! ヽ i ヽ i l / / ヽ l、 ヽ l ハ/f-f、 }l l、 |リ 「うるさいわね! ブルーアイズが乗せてくれたのよ! l l l_l_lr- {_ゝヽ ヽ |//fc リ /! /リ あんたがこの子をしかっている間に尻尾から上らせてくれたの! l |. . } l ハ、=ゞ==リ / ムソ /イ 〈 主人に似なくてとてもいい子ね! あんたにはもったいないわ!」 ノ l. . l イ /´七C、ム/ .. lゝ、ヽ、 `ー-´ _-‐!. . ヾ l 弋ソ .. .. }l  ̄ ー----- f´ ヽ. . ヽ、 ,__ -= /ヽ、 . . . _-―‐´、 ヽ. . . ヽ、 /  ̄ノ/! ヽ、 . . . ヽ ヽ、 \ . . . ヽ、_ー‐ニ‐´ !. . ヽ、 . . . . .ヽ、ヽ ヽ、_ ヽ、! ヽフニイ / /ヽ . . ヽ . . ./ヽ、ヽ `ー-ヽ. . ヽl ll l / ヽ、. . ヽ . . . i ヽ \ }. . } l 7 | / }. . . } . . l \ `ヽ、 /. . . . , ヽTl / / /. . / . . .l \ \/. . . . /`ヽ、/ /. . . / . ./ ヽ/. . . . / / l| /. . . ,-‐´ 160 名前:社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg [] 投稿日:2008/03/08(土) 21 45 46.45 ID 3lqINgzo0 ` 、 ;;;;;,,,,,` ――― 、 ____ ` 、 ;;;;;;;;;;;;;;; ,,,,,,,,...` 、 ‐-、;;;;;;;;;;;;;;`,,,、 l ;;;;;;;;;; ―-`、、 ヽ ` ‐、;;;;;;;;;;;;;` 、 .l .;;;;;;; ヽ ヽ ヽ , -‐,, ,=-,=‐―- 、 .ヽ ;;;;;;;.. ヽ;; ヽ ;;ヽ ヽ lィ‐vvv、` ´‐=‐-、 / l..;;;; ;;i .ヽ;;; ヽ; ;;;;;ヽ ;ヽ ヽii、;;;;;;´Wv、 ヽ`‐ ´‐=、 ,、 〉 ;;i );;;;,, ヽ;;;;;;;;;ヽ .;ヽ ` ii、,;;;;;;;;;;;´v ‐, ̄ニフフ l ヽ /; ;;;;;;;;i l ヽ;;i;;;; ト;;;;;;;;;ヽ ;l ,,‐ナ、;;;,‐ナ` ‐-、‐=トニ=-ト ヽヽ_, 、 ノ ;;;;;/l;i / ヽ; ;. |ヽ;;;;;;;;;;;i ;l ` ‐Til! / ト ;;lヽ、ヽl |‐‐, / / Yヽ;;;;/ レ ヽ | ヽ ;;;;;;i ;l Hi i タ /‐、| ト- l`ヽニフ ! l イ /l ノ/ ヽl ヽ;;;;i ;l トli タ ∧;;;;lヽ;;ヽク、ニ=llll/.|./{ ./ | /l´ ヽ;i l ヽ_/ l;;;;| ヽ;ヽ‐クTl/ V .V レ トヽ ヽ l ヽ;l ` lウ` Y ノ´ lヽノ トy ヽ | |};;l`ヽl/ / `v l | /-l ト、 | / / ノY ヽ !./ ノ`)ノヽ `l ./ ./ | i;;;ト /┐j´/ ヽヽ / ./|´`l | /ソ/l | .( /ヽヽ .//lヽノ/ 「ギャ~」 ノ/ Y Yノ ヽl/ | ヽ‐ /ヽノ) .|/l /.| /´ |,、r、| lミl/l |、,、,l ,、 l{|/t-l.ト .lト |i |/lヽl,ノ l .l l | /,-‐ ‐- 、` ‐、 ヽlヽl ヽノ vvv レ ヽ/ ̄フ´l,,ノ‐ ` -‐ 162 名前:社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg [] 投稿日:2008/03/08(土) 21 47 05.89 ID 3lqINgzo0 ,. ヽ. ヽ l l l l / ヽ. ヽ l l l l / / ヽ. ` 、 ヽ ヽ. レ、l l. l / / 丶、 ` 、 ヽ ヽ / ヘ \ l l / / ` 、_ \. ヽ. ∨ , `丶 \ ! l 「青眼……俺を謀るとはいい度胸だな……」 / ヽ - ニ_ー三>ィヘ、 ヽ ∨、ハ }. 〉j l l ト 、 \ ` 、 丶、  ̄ / j ` 、 ヽ}_」 j /∧. l l `丶、\ `丶、_`ァハ / ` 、 l!__, / Ⅵ l `丶\ゝ、_,イ{j } / ヽl.// ∧ Ⅴ ! `丶、 ヽ ´ Ⅵ ,ヘ ヽ l l ソ‐-、_` 、  ̄´ \ヽ. l. l / `丶 」____\ヽV / |  ̄ ̄ く、 | `丶, _ | `´、_ /| \ ,イ .| ,rf⌒ ┌‐\ ∠.」 ! { | \__/ | _l. 弋_ | 〈 ̄.l l l l l l l j _____j___/______ ____/___\ _ _ \  ̄\. | |. //´ ヽ /´〉 | レ 〈 168 名前:社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg [] 投稿日:2008/03/08(土) 21 50 11.14 ID 3lqINgzo0 , -‐ ´ ` ー、 / `ー-、 ,‐´ 、 `ヽ、 f‐ | ヽ ヽ ヽ / ー、 ヽ_ / ヽ ヽ ヽ\ ヽ / } _ l ヽ ヽ/! ヽ i ヽ i l / / ヽ l、 ヽ l ハ/f-f、 }l l、 |リ 「この子は悪くないわよ! 悪いのは全部あんた! l l l_l_lr- {_ゝヽ ヽ |//fc リ /! /リ 忘れないで! あんたは! わたしの! 使い魔なんだからねっ! l |. . } l ハ、=ゞ==リ / ムソ /イ 〈 だから! あんたの使い魔が! わたしに気を利かせてもなにもおかしくないの!」 ノ l. . l イ /´七C、ム/ .. lゝ、ヽ、 `ー-´ _-‐!. . ヾ l 弋ソ .. .. }l  ̄ ー----- f´ ヽ. . ヽ、 ,__ -= /ヽ、 . . . _-―‐´、 ヽ. . . ヽ、 /  ̄ノ/! ヽ、 . . . ヽ ヽ、 \ . . . ヽ、_ー‐ニ‐´ !. . ヽ、 . . . . .ヽ、ヽ ヽ、_ ヽ、! ヽフニイ / /ヽ . . ヽ . . ./ヽ、ヽ `ー-ヽ. . ヽl ll l / ヽ、. . ヽ . . . i ヽ \ }. . } l 7 | / }. . . } . . l \ `ヽ、 /. . . . , ヽTl / / /. . / . . .l \ \/. . . . /`ヽ、/ /. . . / . ./ ヽ/. . . . / / l| /. . . ,-‐´ 170 名前:社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg [] 投稿日:2008/03/08(土) 21 51 21.85 ID 3lqINgzo0 ! l l l ll l l l ヽ ヘヽ ヽ ヽ ヽ ヽ \ \ i l i ! ll l l .l ヽ ヘヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ. \ , ! l i l .ll l l i ヽ ヘ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ , , l l l .ll l l l 丶 ヽ ヘ ヽ ヽ ヽ ヽ.ヽ、,_ ヽ、 , , l l , ll. .l .l l ヽ ヽ ヘ ヽ ヽ ヽ 、 .` ヽ、>、 , , ト-亅 \ヽ .ヽ l ヽ ヽ ヽ ヘ 、ヽ ヽ、、_ ヾ_>、、\ , , ヽ ´` ‐-、i \ , ,ヽ l ヽ ヽ ヽ .| ´` ‐-、,__`<ヽ_,.、ニi― 「黙れ凡骨! ここから叩き落すぞ!」 \ ヽ , ,ヽ ´`i‐-、,ヽ.\. ヽ ヽ、ヽ l _、‐>-‐,7 l \ ヽ, ハ `、 .` ー ` ‐、\ \ ヽ! |_,,孑弋~´` イ \ ゝ i ヽ ´ ‐--‐ ´ `ヽ,\ \ ヽ ! / ´ -‐ ´ \ヘ\ i ヽ_______、丶 \ ヽ, レ_______/ \ ヽ、 , ヽ!`ヽ、 . ,, l ,、- ´ヽ .「ヽヽ i| \ , ! _,.、-‐ _,.、- ´ \ , ´ il| \ , | 丶 ,ill| ` | 丶 l| | \ 、,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,--、 | \ , -、,,,,,,,,,,,,,,,,,,、、、-ー| | \ ,、-‐ァ_,.____ | | \ V´´ `ヽv /| \ , / / | \ 人‐-=二=-‐ァ7 / , 175 名前:社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg [] 投稿日:2008/03/08(土) 21 53 13.76 ID 3lqINgzo0 lア′ \ _/\ . / / / . . j . . \ ヽ ∨ _/ 〉 / / . ./ . . .; イ. . / \ . . .. 丶 l ∨ _/ __,/ ⌒ヽ /\. ./ . . . ./ |. . . ! . . ヽ .\ . . l ∨{/| \ / `、 . .! . . . /ト、. . . / {. . j{ . . . . |ヾ . }ヽ イ´ . . | !´ ト、 7 ∨. | . / .|. .\/ l . 八. . .. ... . .jハ. l/l . lヽ .. . l |__/ \ i .... l. .l . , j. .__/\ j / \ . . / /! _j / jl . | | . . . . . . . ー―‐ | . .. | . | .{,>〃テFミ\/ } . //チF千ヾ<| .; . |¨ ̄`ヽ . . . . . ∧ | . Ⅳヘi{ !{ヘ `トヽ_/ 、ノ ´{iヘ } ! }ハ l/. . | 「そのときはあんたも道連れにしてやるわよぉぉぉーーー!」 ー‐=≦仏 l . .ハ. ヾ V ヽイj V ヽイ/ / . . | . _// ∧ |\_ ヽ _ ゞ‐= ゞ=- _ /. . . | / /_/_イヽ /{ . .} /. . . . | 厂 |{ .ヽ .八 __ -―=  ̄ ヽ /.. . . . | / __ | \ ..∨. . .l丶、 ∨ ̄ 〉ィ/.. . . . . ヽレ ´ ̄ ̄ / _`ヽ{/ ` . .\ | iく_> 、 _____, <r /. . . . . . { . . . . . . . ヽ /´ `\} / .. \ ヽ\__ ,>ー< ノ, .. . . . . . . ヽ . . . . . . . . . ,イ |/ .. ヽ、__〕/_____ `< i.. . . . . . . . \ . . . . . . │ ! ........................ ) } |.. . . . . . . . \. . . . │ .. { ,、 _/ / l . . . . . . . . .. \ . 181 名前:社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg [] 投稿日:2008/03/08(土) 21 55 43.46 ID 3lqINgzo0 / l _.,、ィヽ ,、‐ ., / , r‐iTl .) リ.|./) ,、‐ /./ |, .| V / .レ/‐ . /./ .,|.| | ´ 7__ , / ィ ス\_ ヽ,--‐ / /〈〈 /l| ` -ニレ  ̄\ ヽ .ヽ/ ヽ l〉 、 ` ヽ 「セト。取り込み中のところで悪いが……敵だ ,、) ヽ |、ュ、__,、ァ///. ----フ 竜騎士が十」 /  ̄\| __ ノ)/〈./  ̄/ ト-‐--‐‐ ヽ ‐、, .// ‐、/ | ,、==/ー―‐テフ‐‐-、|____ ヽV/ィ|( / / /⊥、 _ __ .`´ (.ヽ\ ヽヽ ,、‐  ̄ 下 ,--、__,、‐ 三三-ニ‐‐‐ニ‐、  ̄`~~~~~~==-( ! ! | トニ| l´./( // ) ニ=-> ,、-‐ニ== []ニ[]ニ[]ニニ二三_,⊥⊥⊥ノヽ-V―、__ ニ=‐‐  ̄ ̄ |、 / / /,、‐ニー―――‐‐、 | lヽ /,、‐ .| ,/` ―- 、 ヽ | | | / /´ .| | ,-=ニヽ .ヽ | | lヽ_/ー―| | .//ニ二、l , \ ,`‐_,,,、y/ ̄ .| | | | | ⊂ヽヽ ., ,、フ/ l | ヽヽヽヽニ= ノl ., ,、‐‐//~{.( ヽヽ _ヽヽニ ´ヽl , トY ヽ ‐ヽ ̄ ̄ ̄~\ ̄ ` ‐、 .l ヽ / ニ‐-、_/ / .,、- ) --/ ---/〉‐l ,ヽ |ヽ ‐ `゛ ./ イヽ ,.人__|.| /// _,,,,,,,,,,/ ., レ / トヽ ‐ ゛`´ `゛ ‐y ,、- //ク / 184 名前:社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg [] 投稿日:2008/03/08(土) 21 56 23.24 ID 3lqINgzo0 /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ ヽ. } } / ,〉´ ̄` 、 // . / _____ f f⌒ト 、 // , .. / / ____ / ,! { } l_/イイ´ /______________/ / / ∨ レ ,.ヘ. ヽ. ノ jニニイ-、 ________________/ / _, -‐7_/! ! ヽ. `ー } _ノ . / ∠_ヽ ヽ / /て伐气/刈 >、_ノ、ニニニノ 「痴話げんかは勝ってからにしましょ!」 / | / _f 心、 ヽ Y Vトr リ } | | . ーー─/ | | | ハ 、ゝヾz入 ヽ. ヽ `ー xxxリ / ! . / / | | | | }xx ーノ ` ー- ゝ ノ. / | ヽ l / ! ! | ト ゝ ヽ <_ / ハ ヽ \ | f ! ! | | ヽ \ ,rャ / ! ! ! ヽ ヽ | | | | | | ヽ /ー ノ、 / │ ! ! ヽ \ | | ハ. ! ノ`}、.| / ハ 丶. ,イ .| | | ヽ | | _」_ | .!r _ノ_;.!r‐ ´ /´ ̄ ̄ ̄ ,ハ_ _ -‐ | | ,/\ ヽ | |r ,. 、)‐ ´ ̄ | _,r レ ハY .l l ,/ \ \ | ,∠`∨ ´ │  ̄ ̄ ̄l { . . .リ,} _ j / /,. ´ ̄ ̄`丶 ∨ . . ハ. l | ====、 ∨ 弋ノ,イ ´ / / / ヽ ,./f . . . . .j } |  ̄ ̄ `r-へ、 ∨ ./ / / // .ヒ . . . ノ ノ | r―ャ 、 ヽ ,. -‐7 / / 192 名前:社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg [] 投稿日:2008/03/08(土) 22 00 24.40 ID 3lqINgzo0 ! l l l ll l l l ヽ ヘヽ ヽ ヽ ヽ ヽ \ \ i l i ! ll l l .l ヽ ヘヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ. \ , ! l i l .ll l l i ヽ ヘ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ , , l l l .ll l l l 丶 ヽ ヘ ヽ ヽ ヽ ヽ.ヽ、,_ ヽ、 , , l l , ll. .l .l l ヽ ヽ ヘ ヽ ヽ ヽ 、 .` ヽ、>、 , , ト-亅 \ヽ .ヽ l ヽ ヽ ヽ ヘ 、ヽ ヽ、、_ ヾ_>、、\ , , ヽ ´` ‐-、i \ , ,ヽ l ヽ ヽ ヽ .| ´` ‐-、,__`<ヽ_,.、ニi― 「ちっ! 貴様のことは後だ凡骨! \ ヽ , ,ヽ ´`i‐-、,ヽ.\. ヽ ヽ、ヽ l _、‐>-‐,7 l 邪魔になるようならば即刻叩き落す! \ ヽ, ハ `、 .` ー ` ‐、\ \ ヽ! |_,,孑弋~´` イ ブラック・マジシャン! 貴様は向こうの五騎をやれ! \ ゝ i ヽ ´ ‐--‐ ´ `ヽ,\ \ ヽ ! / ´ -‐ ´ 小娘! 貴様は凡骨が妙な真似をしないように見張っていろ!」 \ヘ\ i ヽ_______、丶 \ ヽ, レ_______/ \ ヽ、 , ヽ!`ヽ、 . ,, l ,、- ´ヽ .「ヽヽ i| \ , ! _,.、-‐ _,.、- ´ \ , ´ il| \ , | 丶 ,ill| ` | 丶 l| | \ 、,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,--、 | \ , -、,,,,,,,,,,,,,,,,,,、、、-ー| | \ ,、-‐ァ_,.____ | | \ V´´ `ヽv /| \ , / / | \ 人‐-=二=-‐ァ7 / , 前へ トップページ 次へ
https://w.atwiki.jp/shachozero/pages/35.html
980 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2007/12/03(月) 22 41 58.90 ID uQnAbl0z0 第五話 ~鉄槌~ // // 、 , \ , i , , i // ヽ i / ヽ ! l l i l /--―、 ! l / /`ヽ、ヾ! l i | l !}_/` 、ヽ ,、,/ //`ヽ、ヾ! l l l | iヽ ソーヽヽ_ ゙ //-ヾ `/! l l l l │!= ・`テ、 ,ーイ ・ =} | !, 「さて諸君。知ってのとおり『破壊の杖』が土くれのフーケによって盗まれた。 ! l V ,-、`ー -´ヾ ソ ヽ`ー ´ V , !、 現場にいたのはミス・ヴァリエール、君だね。詳しく説明したまえ」 ,-‐´_〉 ! l `ー‐´ | | `ー-´ / !/、 ヽ、 //¨ i , l l、 ,--〉 、 ,〈--、 /| lヽヽ、ヽ、 // l !l l , / ヽ、i i,ノ ヽ / i / i ヽ、 ヽ、 ./. .ヽ、 | l lソ ヾ / / l _〉 ヽ ヽ ヽ、_ニ=--!、 ヽ イ ノ、 ソ / r-┴ ̄ ヽ . ヽ  ̄ヽヽ、! , /. . ヽ / / / / / . } `ヽヽ! ! /. . . . .ヽ、 / /// /, ./ \ `、ヽ l ´. . . . . . .. . . .ヽ、/ /ー´ / i 990 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2007/12/03(月) 22 45 58.43 ID uQnAbl0z0 / ヽ ヽ ヽ . / i ヽ ヽ ヽ , ! \ ヽ ヽ ヽ ヽ i .| | \ i\ゝ_,-i i ヽ `ヽ、 !l! ヽ ! ヽ L-ゞf!_ ト、 | ヽ ヽ、 ` ー- リヽ、,-ヾ、. ‐fソ_,ィ-テリ ! ! ヽ ヽ \ 「あの、大きなゴーレムが現れて、上にのっていたメイジが宝物庫から『破壊の杖』を持ち出したんです / ヽ`ヽ. /´ ヾァ | |l !ヽ \ \ ゴーレムは学院の城壁を越した後土になっちゃいました…… / rヽ 〉ノソ , ! !ヽ ヽ \ `ー メイジも影も形もありませんでした」 / ノ し/. ノ .| l ヽ、ヽ、 ヽ、 __ \ . l r‐ ´ ヽ _ ,-, ! .l _/ ー--‐´/ ` ヽ\ rL _ i ` 7 ‐ / ト/ / ヽ ヽ | `ーfァ / i l/ / / , ヽ イ. | / | | / 〈 ヽ、_ i ./ `ー-、 ノ ー、 / l l i \ ヾー、_ l ヽ i ! l l l ヽ `ヽ、`! 40 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2007/12/03(月) 22 53 11.22 ID uQnAbl0z0 // // 、 , \ , i , , i // ヽ i / ヽ ! l l i l /--―、 ! l / /`ヽ、ヾ! l i | l !}_/` 、ヽ ,、,/ //`ヽ、ヾ! l l l | iヽ ソーヽヽ_ ゙ //-ヾ `/! l l l l │!= ・`テ、 ,ーイ ・ =} | !, 「ふむ、後を追おうにも、手がかりなしという訳か ! l V ,-、`ー -´ヾ ソ ヽ`ー ´ V , !、 時に、ミス・ロングビルはどうしたね? ,-‐´_〉 ! l `ー‐´ | | `ー-´ / !/、 ヽ、 朝から姿が見えんようだが」 //¨ i , l l、 ,--〉 、 ,〈--、 /| lヽヽ、ヽ、 // l !l l , / ヽ、i i,ノ ヽ / i / i ヽ、 ヽ、 ./. .ヽ、 | l lソ ヾ / / l _〉 ヽ ヽ ヽ、_ニ=--!、 ヽ イ ノ、 ソ / r-┴ ̄ ヽ . ヽ  ̄ヽヽ、! , /. . ヽ / / / / / . } `ヽヽ! ! /. . . . .ヽ、 / /// /, ./ \ `、ヽ l ´. . . . . . .. . . .ヽ、/ /ー´ / i 44 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2007/12/03(月) 22 56 51.93 ID uQnAbl0z0 _,,,,,,_ ________ _,,- ´ ヽ ,,- ´ `ヽ、 ,- レ′ ヽ ,; ヽ ,; ,; 7 `、 /,; / /ヽ、 ,r ´! ヽ // ! , /` ` `′´ ! `、 レ′i ,i i i ヽ i `、 、 i ! ! i ! i l ヽ ト、 `、`、 ! ! ! !i ! ! i ! ヽ ヽ i ! ! l,!l ! ! レ′ヽ `、! ! ! l ! ! ! l `、__.! ! 「ただいま戻りました。事件の発覚後急遽捜査した結果 ! ! ! !__,!,,,,,__ ,, -‐_,,¨,,,,,i ! ! フーケの居所がわかりました ! !、`、!,,l-┬、-、 ,r ´i__!__,! l} !¨ i¨¨_ ‐-,,_ ここからなら徒歩で半日、馬で四時間といったところでしょうか」 ! _,,! ヽ ヾヽ!、`__!, ´ !l ! i ´ 。 ゚,/ _,,i- ´_,! ヽヾ`、 ,ノl l l_,, - i´i 。 。 ¨ ! ! `` ! l lヽ_,!、,! ! ` i- _i-! !、 ! ! ! lヽ , /! l l il ヽ、 -‐‐- /! ! l ! `ー〈 l ! l l ! `ヽ / ! / ! ヽ ! ! l l l !`ヽ、 / レ! ! !`ー ´! ! ! l ! ! ` ´ / ! l !、 i ! l ! ! /! i l`ヽ、 ! i / l ! l /_ / / ヽ、 `′! / l ! l /、 ¨ ‐----‐‐ i / !ー--!ヽ、 / ! ! ! ´ ¨ ‐--------‐! / ` 、 `ー,-,,_,! ! / __,,,,! l ! i ! / `ヽ、 ___ ヽ l 55 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2007/12/03(月) 22 59 13.25 ID uQnAbl0z0 // // 、 , \ , i , , i // ヽ i / ヽ ! l l i l /--―、 ! l / /`ヽ、ヾ! l i | l !}_/` 、ヽ ,、,/ //`ヽ、ヾ! l l l | iヽ ソーヽヽ_ ゙ //-ヾ `/! l l l l │!= ・`テ、 ,ーイ ・ =} | !, 「では捜索隊を編成する、われと思うものは杖を掲げよ ! l V ,-、`ー -´ヾ ソ ヽ`ー ´ V , !、 ……おらんのか? どうした? ,-‐´_〉 ! l `ー‐´ | | `ー-´ / !/、 ヽ、 フーケをつかまえて名を上げようという貴族はおらんのか!」 //¨ i , l l、 ,--〉 、 ,〈--、 /| lヽヽ、ヽ、 // l !l l , / ヽ、i i,ノ ヽ / i / i ヽ、 ヽ、 ./. .ヽ、 | l lソ ヾ / / l _〉 ヽ ヽ ヽ、_ニ=--!、 ヽ イ ノ、 ソ / r-┴ ̄ ヽ . ヽ  ̄ヽヽ、! , /. . ヽ / / / / / . } `ヽヽ! ! /. . . . .ヽ、 / /// /, ./ \ `、ヽ l ´. . . . . . .. . . .ヽ、/ /ー´ / i 60 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2007/12/03(月) 23 03 27.09 ID uQnAbl0z0 / / \ ヽ ヽ ヽ // / ∧ . \\ . , .. , // { / .ハ l . ト;. |l_ハ_ | . l . . l l ハ 从丁≧ュ、} . 厶斗矛廾 .| . . l レ ヽ | . } ,仟 r } j/ 之 ン゙ | . .| . . l ト-ゝ ゞ ´ __ | . .| . , 「私が行きます」 / | ∧ f ー ヽ ! . .ト、 \ / .| ヽ ヽ _,ノ イ . .| .} . \ / | . > 、_,. < |/ . .| . , . . \ / . . . ノ ,z==|テ廾ァ、/ . . . /\\ . . . . . ` ̄` ー- 、 /. . . . ./ 〃. . /{=//\. . . . / `ヽ\ . . . . . . . ヽ / . . . . / //{/! レ / . . . \/ 、 } . \ . . . . . . . . 〉 〈 . 〈 /∧| ヽ 〈 . . . ./\ \ l. . . . .\ . . . . . . . / \ 人. /7゙ \ ヽ . .\ ヾ! ヾ、__ . . . .〉 . . . . . / / ヽ// \ \ . . ヽ;|| \ } . ./ . . . . . / { rー// . . ∧ 〉 . . .l || \ l . { . . . . 〈 / {二}ソ. . . . / || \ / . . . /}ヽ\ ヾ、\ . \ 64 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2007/12/03(月) 23 05 32.26 ID uQnAbl0z0 // // 、 , \ , i , , i // ヽ i / ヽ ! l l i l /--―、 ! l / /`ヽ、ヾ! l i | l !}_/` 、ヽ ,、,/ //`ヽ、ヾ! l l l | iヽ ソーヽヽ_ ゙ //-ヾ `/! l l l l │!= ・`テ、 ,ーイ ・ =} | !, 「ミス・ヴァリエールか」 ! l V ,-、`ー -´ヾ ソ ヽ`ー ´ V , !、 ,-‐´_〉 ! l `ー‐´ | | `ー-´ / !/、 ヽ、 //¨ i , l l、 ,--〉 、 ,〈--、 /| lヽヽ、ヽ、 // l !l l , / ヽ、i i,ノ ヽ / i / i ヽ、 ヽ、 ./. .ヽ、 | l lソ ヾ / / l _〉 ヽ ヽ ヽ、_ニ=--!、 ヽ イ ノ、 ソ / r-┴ ̄ ヽ . ヽ  ̄ヽヽ、! , /. . ヽ / / / / / . } `ヽヽ! ! /. . . . .ヽ、 / /// /, ./ \ `、ヽ l ´. . . . . . .. . . .ヽ、/ /ー´ / i 「何をしているのです! あなたは生徒ではありませんか! ここは教師に任せて……」 「まったくだ! そもそも君が行っても……」 65 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2007/12/03(月) 23 06 45.62 ID uQnAbl0z0 ,. -‐ 、. /  ̄`~` ‐ 、 / ` ` ‐、 / `‐、 / \ , \ / ! \ / l ! | i . / , │ l l ! | │ / /./ | │ l 、 | | | , | .l ! . / / /l ! l | | | \ !|l | / | | ! / / ./ ! | l l | | ヽ. ヽ\ \ ヽ. ヽ. |│/ヽ| ! l ! 「ふぅん。どうやらこの世界の貴族という称号は臆病者の証のようだな」 ` ‐ 、| l ヽ. ヽ.ヽ. ! l\\`‐、ヽ、\ヽ.| レ /ヽヽl ! ! . `‐、| 、ト、__\ 、 ヽ. l トーz、-‐ラ フヽ!|!/_,ゝヽ }. |│ \ヽl\`ー ヽ、\ヽ ∨ー`‐← ||!-、-、 /! |│ ヽト. ´ ̄ジヽN` -ゝ |! リ /|.| | | ! \ _iー | |.| | | |\. \ r‐== ヲ |  ̄`~` ‐ - 、 | ` ー-ヽ、 V r -‐ / .| | | `‐、 `ー- ./| , -.、 | | `‐、 / .| { {lll}} f{! _ _,,. 、-‐ | `エ´-─ー| ` ー ゞ ´ ヽ` ー- |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / 81 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2007/12/03(月) 23 08 37.67 ID uQnAbl0z0 // // 、 , \ , i , , i // ヽ i / ヽ ! l l i l /--―、 ! l / /`ヽ、ヾ! l i | l !}_/` 、ヽ ,、,/ //`ヽ、ヾ! l l l | iヽ ソーヽヽ_ ゙ //-ヾ `/! l l l l │!= ・`テ、 ,ーイ ・ =} | !, 「ほう?」 ! l V ,-、`ー -´ヾ ソ ヽ`ー ´ V , !、 ,-‐´_〉 ! l `ー‐´ | | `ー-´ / !/、 ヽ、 //¨ i , l l、 ,--〉 、 ,〈--、 /| lヽヽ、ヽ、 // l !l l , / ヽ、i i,ノ ヽ / i / i ヽ、 ヽ、 ./. .ヽ、 | l lソ ヾ / / l _〉 ヽ ヽ ヽ、_ニ=--!、 ヽ イ ノ、 ソ / r-┴ ̄ ヽ . ヽ  ̄ヽヽ、! , /. . ヽ / / / / / . } `ヽヽ! ! /. . . . .ヽ、 / /// /, ./ \ `、ヽ l ´. . . . . . .. . . .ヽ、/ /ー´ / i 「な!? 黙れ平民! そもそも貴様がなぜここにいる!」 「そのとおりです! その上貴族に対する暴言、許されることではありませんよ!?」 92 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2007/12/03(月) 23 12 57.19 ID uQnAbl0z0 , -─- 、 , -‐- 、 ,, - `V `‐、 / \ ./ \ / ヽ ./ / l ヽ / / / / ./ / l | .l .lヽ | l. l / / / ./ .l | | l / / l l.〉 l、 | | l / / ./ ./ |. l | ./ ./ ./ | |./ 「黙るのは貴様らのほうだ屑ども!! l、| | l // ///| l / / //// / / . ふぅん! 汚名返上もできんごみ屑が何を言っても茶番にしかならん! l、l | /l///_/ l / //_|/_∠| / | / . あまつさえ教え子に先を越されるだと? /⌒ヽ | \ `ー ゝl // `ー /|/⌒v 貴様らが教師などとは聞いて呆れるわ!!」 | l⌒l l|  ̄ ̄ //|〉 ̄ ̄ ̄ .|/^_l.l ヽゝ(ー| /| ´ \| ll ),l ノ lヽ_ / | ┌───7 /._/ .l/ | l ̄ ̄ ̄/ / / ,ノ! / |.. V´ ̄∨ ./ /,.-‐ .| ./ (;;) |\ `ー‐ ´ / / | | _|_\ /| ./ | (| ,.-‐ | \__/ .|/ _,.-─; |/ .(;;) |─────┤ _,.-‐ / 109 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2007/12/03(月) 23 15 19.47 ID uQnAbl0z0 / , -― ‐´ ̄ ` ‐ 、 / / l / / ヽ、_ ヽ/ ハ / l / イ / `― i / / / // / /ハ / / / ー ´ / r、 f、 / / _/-/ト/-!-/ / //-{-/、/_ 「きゃあ! ダーリンかっこいい!!」 , / / . ト-ヽ{ニヽヽ . // !/ // / リ/// /-´ _// / ー>. / , .l ´彳r}`ヽ // /./リ_ ニニニニリ/ / ニテ―‐ /、 「……正論」 . /-´7 // ヽ、!  ̄ ノ-!/ // / ´ f ヽ、イ // f‐、_,イ! / . / l l/i . . /ヽ、 l/ . l /li ー ‐ f―‐{ ー ‐/-イ . r‐--!./イ-{ . . . . ./ _ -, 〉/{/l l/、ヽ、____ - ´ , `ヽ、___/ ´ リ ! 〉 . /|/ 、 ー /´‐-リ } リrヽ- , _-ニ´ ` ‐-、 / !/ j./`丶r、 , イ `ヾ、 r\ - -‐ニ´_-イ `ー‐ / リ / l ト、ーヽ´ ̄ ̄`ヽ、 `ト、/ ハゝ、 /-´ ,-‐´ / . . . ./-、 ゝ_` ̄ ヽ `ヽ、 `ヾ ヽl `ー _ - ´ ヒ´ヽ / / . . . / >‐ ´ `/`} \ \`ヽ、_ , -´ / / 125 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2007/12/03(月) 23 17 19.03 ID uQnAbl0z0 , イ \ / \ \ / ヽ , | { l | _ 〉 、 | |/ ,、ヽ / \ { / ヽ∨  ̄≧ュ、 〉 __,. , { ノ r リ  ̄´ 斤ォー / 「ミス・ツェルプストー! ミス・タバサ! ∧ヽゝ ヽ  ̄ー ├ー |ゞ′、/ 聞いていたのか!?」 , \| | ヽ、__ノ !、__ノ _ / l l } / / ヾ ヽ __ ー / ノ ` ー- 、 \ < _ / / \ ヽ __ / _ -──  ̄  ̄/ ̄ 7 、 -─ / / ` ─- 、 / / >ー───── 、 / / / / 131 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2007/12/03(月) 23 20 02.66 ID uQnAbl0z0 / , -― ‐´ ̄ ` ‐ 、 / / l / / ヽ、_ ヽ/ ハ / l / イ / `― i / / / // / /ハ / / / ー ´ / r、 f、 / / _/-/ト/-!-/ / //-{-/、/_ 「だって話が聞こえちゃったんだもの , / / . ト-ヽ{ニヽヽ . // !/ // / リ/// /-´ _// / そこでダーリンのあの台詞、話しに入らずにはいられませんわ」 ー>. / , .l ´彳r}`ヽ // /./リ_ ニニニニリ/ / ニテ―‐ /、 . /-´7 // ヽ、!  ̄ ノ-!/ // / ´ f ヽ、イ // f‐、_,イ! / . / l l/i . . /ヽ、 l/ . l /li ー ‐ f―‐{ ー ‐/-イ「ドア越しでもうるさかった」 . r‐--!./イ-{ . . . . ./ _ -, 〉/{/l l/、ヽ、____ - ´ , `ヽ、___/ ´ リ ! 〉 . /|/ 、 ー /´‐-リ } リrヽ- , _-ニ´ ` ‐-、 / !/ j./`丶r、 , イ `ヾ、 r\ - -‐ニ´_-イ `ー‐ / リ / l ト、ーヽ´ ̄ ̄`ヽ、 `ト、/ ハゝ、 /-´ ,-‐´ / . . . ./-、 ゝ_` ̄ ヽ `ヽ、 `ヾ ヽl `ー _ - ´ ヒ´ヽ / / . . . / >‐ ´ `/`} \ \`ヽ、_ , -´ / / 138 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2007/12/03(月) 23 22 38.39 ID uQnAbl0z0 ,. ´ ̄ ` 、 /`´ \ / 、 `ヽ、 / / !ヽ i i i | / / ,|/⌒、 | ハノ !`´ i 、\灯`|ノi / 「オールド・オスマン。私も捜索隊に参加しますわ 人,ノ! i ト、.\. | .i/ >`ー- 、_ ……タバサあんたはいいのよ、無理しないで」 / ∧i, |ヽ ̄ / ∨ ` ‐ 、 `ー´ / .ハ\ k. フ/ , `ー、 ;ヘ _,./ / i |\ トイ ! /ゝ、 ヽ; /! ヘ ./ ./ ー.j |―\!v ⌒ヽ;/´ ` -、i / ./ i / / i ム ,ノ / ヽ r ´ / | .| /. |,.- ´  ̄`ヾ; / ∨ i | / i ,! ヘ、_ _ ,.-, / ノ 、 ,/ i / | .r _`__ ∨イ.〉´ , く_/´ / / !/ ヽ ト、 _,.-y´//_ ,.- く,i `v、 / / ;/ ノ .人ゝ._,.ノ_,/ i ヽ、 iク / / / ー / i ヾ´ / 141 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2007/12/03(月) 23 24 00.80 ID uQnAbl0z0 - ―― - 、 / \ , ヽ / j __/_ ハ / 、ヽ ハ /// `// } レ ィくム从 /イtァテ</ ! i ハゝ 仡i Y-{ ゞ ┘/ / ,′ l !ヘ\__,ノ ` ー‐7 / / 「行く。心配」 リl 八 . /イ /// ヽヘ > 、 ,.ィ//ル′ ` \N、l`71-‐〃´ ̄ヽ 〃 ̄ V }{ヽ/ _ ___ /\_,.ィ=ヽ/_.. -‐ヘ l\ミミヽ、 ,ィ≦三彡 ´ ̄「ヽ ヽ | `ヾミヽイ彡 | \ j_ l≡l !_ \ { ヽ | ! _ とニヽ ヽ ヾー;ヘ l l ヾー- !\` 、 } 前へ トップページ 次へ
https://w.atwiki.jp/shachozero/pages/69.html
社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg2008/01/26(土) 20 00 37.04 ID uIJKiqzA0 第十話 ~受け継がれる力~ 『トリスティン王宮近辺』 __ _, "´ `丶、 / \ / , / / / ヽ `ヽヽ l l j __ // ,イ 、ハヽ }! ハ l l 「 j_从7ヽハ !七大 ` } リ }/ 「セト、この当たりでいったん降りましょう | l Vf゙仡圷/ jl ノィアト、ヘ// / あんたのドラゴンはトリスティンでは見たことないから j l l V_ ソ ´ V リ /jイノ 見つかるといろいろと問題があるわ」 , ハ ヘ. ` , l ! / / l ヽ ー ‐ .厶 |ハ // ∧ 弋ト 、 __ , r<7 l ヽ / / / ∧ Vー、 Kヽ{ ヽ ヽ / /./ /¨} ,__∧_j_l ハ \ }/ ,′ l { / / / ヾ ☆Y ハ X { V r / / \__j 入xぅ/ \ ヽ l { / / V //∠ , } ! j/ / ! ∧V _二} ヽ / / / { 〈 l / | j/ -ーソ ノ / / / |ヽ \ l /∠/j rテ 〃 ( ヽ , . / / 、__jノ ∧{ / ,/ { _/ ハ `ー彡 / 〃 、__ > / ;> ´ /! ∨ヘ ヾ \ < _ ヽ {{ =ァ 彡< / { く{ ヽ ヽ ユ=― ´ 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/26(土) 20 02 52.05 ID uIJKiqzA0 ,. -‐ 、. /  ̄`~` ‐ 、 / ` ` ‐、 / `‐、 / \ , \ / ! \ / l ! | i 「ふぅん。いいだろう . / , │ l l ! | │ 雑魚どもが喚きだすのもうっとおしい / /./ | │ l 、 | | | , | .l ! ところで凡骨、貴様俺が寝ている間に何かしたか?」 . / / /l ! l | | | \ !|l | / | | ! / / ./ ! | l l | | ヽ. ヽ\ \ ヽ. ヽ. |│/ヽ| ! l ! ` ‐ 、| l ヽ. ヽ.ヽ. ! l\\`‐、ヽ、\ヽ.| レ /ヽヽl ! ! . `‐、| 、ト、__\ 、 ヽ. l トーz、-‐ラ フヽ!|!/_,ゝヽ }. |│ \ヽl\`ー ヽ、\ヽ ∨ー`‐← ||!-、-、 /! |│ ヽト. ´ ̄ジヽN` -ゝ |! リ /|.| | | ! \ _iー | |.| | | |\. \ r‐== ヲ |  ̄`~` ‐ - 、 | ` ー-ヽ、 V r -‐ / .| | | `‐、 `ー- ./| , -.、 | | `‐、 / .| { {lll}} f{! _ _,,. 、-‐ | `エ´-─ー| ` ー ゞ ´ ヽ` ー- |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/26(土) 20 06 00.19 ID uIJKiqzA0 __ . -―-、____ ア `ヽ_ // / (/^ \ . | | / /| ヽ \ 丶ヽ . レ|l ∧\_l∧ , |ヽ _│ l l ∧ |{/迄rトハ 、j斗泛ト/| l | 「え? ななな、なんのことかしら? ノ |ヽ| 戈ソ ノノ 弋ソ_ 彳 │ | わわ、わたしは、なんにもしてないわよ?」 . / リ j/// //// / / 八 . / // { r~‐ ⌒ヽ u/ ∧ ヽ、 _ / ./ / \. `ー─ --- / / ヽ \ (_ ヽ〈 ∨>,、_ -r< / ヾ } ) ハ マ{ xヘ/ ̄/ {\__ } / / ん-ヘ ヽ//⌒ヽ,/ ∨ } ノ / / { 〉 ∧ /{. \ \ { / } / / \-/ ヽ \〈  ̄ `ヽ、 . {/ / =- Y -=ニヘ \ ヽ / / ∧ \ ヽ } 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/26(土) 20 06 43.39 ID uIJKiqzA0 ,. -‐ 、. /  ̄`~` ‐ 、 / ` ` ‐、 / `‐、 / \ , \ / ! \ / l ! | i 「ふぅん。そうか」 . / , │ l l ! | │ / /./ | │ l 、 | | | , | .l ! . / / /l ! l | | | \ !|l | / | | ! / / ./ ! | l l | | ヽ. ヽ\ \ ヽ. ヽ. |│/ヽ| ! l ! ` ‐ 、| l ヽ. ヽ.ヽ. ! l\\`‐、ヽ、\ヽ.| レ /ヽヽl ! ! . `‐、| 、ト、__\ 、 ヽ. l トーz、-‐ラ フヽ!|!/_,ゝヽ }. |│ \ヽl\`ー ヽ、\ヽ ∨ー`‐← ||!-、-、 /! |│ ヽト. ´ ̄ジヽN` -ゝ |! リ /|.| | | ! \ _iー | |.| | | |\. \ r‐== ヲ |  ̄`~` ‐ - 、 | ` ー-ヽ、 V r -‐ / .| | | `‐、 `ー- ./| , -.、 | | `‐、 / .| { {lll}} f{! _ _,,. 、-‐ | `エ´-─ー| ` ー ゞ ´ ヽ` ー- |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/26(土) 20 09 44.89 ID uIJKiqzA0 │ / / / | \ \ l l ヽ レ l / / l \ ヽ l | l l l ヽ/ / l | ヽ | | | | i| l l\/ |l \ ヽ l l | | | | /| l | l\ 八 ヽ ト、 l |\ヽ | | | l /│! l| |k_ \{ヽ } l ヽ l | | ハ i l | | (セトを見てたらキスしたくなって思わずしちゃった ヽ/ ノ∧ イ≧fテ气ミ ヘ ハ ./ l│__j_l_!.」__ ∨ | | なんて言える訳ないじゃない……!) 〃 ヽ { |iヘ_イi ハ ∨厶斗<丁! / リ │ ` , | | \ N lr j , } /// 之fテ气千≦k | / / ! | 「ど、どうしてそんなこと聞くのかしら?」 | /. } ゝ--′ // |iヘ_ ハ ヾX/ / / ! イ/ ,′. . . . l_ j 〃∧ / / | / / i{ ノ r / / ./ / l | / / 人 ` ヽ ′ / / / | l / / / \ __ . . . . / / / l 人 / / \ V`ヽ / / l \ / / lヽ、 ヽ ノ / / / i \ l ∧ / 丶 _/ / / ヽ ヽ | / ヽ / / // \ __, .r</ / /_,ィ7_ -―― - 、 l ,′ ヽ / / // \/ / / // ヽ 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/26(土) 20 12 45.63 ID uIJKiqzA0 , -─- 、 , -‐- 、 ,, - " `V `‐、 / \ ./ \ / ヽ ./ / l ヽ / / / / ./ / l | .l .lヽ 「なに、奇妙な夢を見たものでな | l. l / / / ./ .l | | l / / l l.〉 貴様に扮装した賊が俺の口を封じ l、 | | l / / ./ ./ |. l | ./ ./ ./ | |./ 窒息させようとしてきたのだ l、| | l // ///| l / / //// / / . まぁ、即刻青眼で消し飛ばしてやったがな l、l | /l///_/ l / //_|/_∠| / | / .フハハハハハハハハハ!!!!!!!!!」 /⌒ヽ | \ `ー ゝl // `ー /|/⌒v | l⌒l l|  ̄ ̄"//|〉 ̄ ̄ ̄ .|/^_l.l ヽゝ(ー| /| ´ \| ll ),l ノ lヽ_ / | ┌───7 /._/ .l/ | l ̄ ̄ ̄/ / / ,ノ! / |.. V´ ̄∨ ./ /,.-‐ " .| ./ (;;) |\ `ー‐ ´ / / | | _|_\ /| ./ | (| ,.-‐ " | \__/ .|/ _,.-─; |/ .(;;) |─────┤ _,.-‐ " /  ̄ | |^l / 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/26(土) 20 16 15.50 ID uIJKiqzA0 lア′ \ _/\ . / / / . . j . . \ ヽ ∨ _/ 〉 / / . ./ . . .; イ. . / \ . . .. 丶 l ∨ _/ __,/ ⌒ヽ /\. ./ . . . ./ |. . . ! . . ヽ .\ . . l ∨{/| \ / `、 . .! . . . /ト、. . . / {. . j{ . . . . |ヾ . }ヽ イ´ . . | !´ ト、 7 ∨. | . / .|. .\/ l . 八. . .. ... . .jハ. l/l . lヽ .. . l |__/ \ i .... l. .l . , j. .__/\ j / \ . . / /! _j / jl . | | . . . . . . . 「あああ、あんたって奴は ー―‐ | . .. | . | .{,>〃テFミ\/ } . //チF千ヾ<| .; . |¨ ̄`ヽ やっぱり最低よーーー!!!!」 . . . . . ∧ | . Ⅳヘi{ !{ヘ `トヽ_/ 、ノ ´{iヘ } ! }ハ l/. . | ー‐=≦仏 l . .ハ. ヾ V ヽイj V ヽイ/ / . . | . _// ∧ |\_ ヽ _ ゞ‐= ゞ=- _ /. . . | / /_/_イヽ /{ . .} /. . . . | 厂 |{ .ヽ .八 __ -―=  ̄ ヽ /.. . . . | / __ | \ ..∨. . .l丶、 ∨ ̄ 〉ィ/.. . . . . ヽレ ´ ̄ ̄ / _`ヽ{/ ` . .\ | iく_> 、 _____, <r /. . . . . . { . . . . . . . ヽ /´ `\} / .. \ ヽ\__ ,>ー< ノ, .. . . . . . . ヽ . . . . . . . . . ,イ |/ .. ヽ、__〕/_____ `< i.. . . . . . . . \ . . . . . . │ ! ........................ ) } |.. . . . . . . . \. . . . │ .. { ,、 _/ / l . . . . . . . . .. \ . 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/26(土) 20 19 14.25 ID uIJKiqzA0 ,. -‐ 、. /  ̄`~` ‐ 、 / ` ` ‐、 / `‐、 / \ , \ / ! \ / l ! | i 「ふぅん。なぜ貴様に俺の夢のことでとやかく言われねばならん . / , │ l l ! | │ よもや本当に何かしたのではあるまいな」 / /./ | │ l 、 | | | , | .l ! . / / /l ! l | | | \ !|l | / | | ! / / ./ ! | l l | | ヽ. ヽ\ \ ヽ. ヽ. |│/ヽ| ! l ! ` ‐ 、| l ヽ. ヽ.ヽ. ! l\\`‐、ヽ、\ヽ.| レ /ヽヽl ! ! . `‐、| 、ト、__\ 、 ヽ. l トーz、-‐ラ フヽ!|!/_,ゝヽ }. |│ \ヽl\`ー ヽ、\ヽ ∨ー`‐← ||!-、-、 /! |│ ヽト. ´ ̄ジヽN` -ゝ |! リ /|.| | | ! \ _iー | |.| | | |\. \ r‐== ヲ |  ̄`~` ‐ - 、 | ` ー-ヽ、 V r -‐ / .| | | `‐、 `ー- ./| , -.、 | | `‐、 / .| { {lll}} f{! _ _,,. 、-‐ | `エ´-─ー| ` ー ゞ ´ ヽ` ー- |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/26(土) 20 20 49.85 ID uIJKiqzA0 | l│└ ┐ ./ / \ \ ┌‐┘ ノ./ー─┘/ / i ヽ ヽ └―〃/ | ̄ ̄| ,′ , . ヽハ / ̄ ̄|│ 「丁 l ヽ ヽ l. l│ ヽ/丁| │|ヽ_ { j{ / N } │ │| |└┘ト l、∧ |ヽ { } } ヽ, 斗-┼ │l 「ちち、ち、違うわよ! |│ | lヾ >k{_ \ ノ_ル<ハj / !│ ああもう! そんなことより早く降りなさい! 八! ∨ ‐〒示心ーヘ ヽ戈云テテ‐レ j八 人に見つかっちゃうでしょ!」 / "∧ , ゞー ´ j/ ゞー / / \ / ハ ∨/// /// / ∧ \ / /rヘ ヘ ___ _/_/¨ヾ ヘヽ ヽ / , -‐< } 个 ,、 rー ´__う /〃⌒ヽ \ ヽ \ . / ,イ } j ∨ > ー-- ‐ァ<.じ⌒ヽ、 Y ス \ l / / l { / ,. 厂V弋′ /^\ / ∧ \ } / / ヘ ∨ }ヽ /ー兮-ヽ /{ l、 // l \ . / /l ヽ/ / ∨_/ 厶ヽ_V フ / |\ \ . ,′ / | / / ∨/_ヽ∨ / /、__ l \ \ . l / ノ" / \{ \∀/ { ム ) く \ ヽ ! / ヾ / \  ̄{ /ゝ-── { / ノ ヽ } ∨ / / `ヽ /厂ヽ 〉 l/ \ } / 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/26(土) 20 25 44.90 ID uIJKiqzA0 『宮廷正門前』 「誰だお前たちは」 __ _, "´ `丶、 / \ / , / / / ヽ `ヽヽ l l j __ // ,イ 、ハヽ }! ハ l l 「 j_从7ヽハ !七大 ` } リ }/ | l Vf゙仡圷/ jl ノィアト、ヘ// / 「わたしは、ラ・ヴァリエール公爵が三女 j l l V_ ソ ´ V リ /jイノ ルイズ・フランソワーズです , ハ ヘ. ` , l ! 怪しいものじゃありません / / l ヽ ー ‐ .厶 |ハ 姫殿下に取り次ぎ願いたいわ」 // ∧ 弋ト 、 __ , r<7 l ヽ / / / ∧ Vー、 Kヽ{ ヽ ヽ / /./ /¨} ,__∧_j_l ハ \ }/ ,′ l { / / / ヾ ☆Y ハ X { V r / / \__j 入xぅ/ \ ヽ l { / / V //∠ , } ! j/ / ! ∧V _二} ヽ / / / { 〈 l / | j/ -ーソ ノ / / / |ヽ \ l /∠/j rテ 〃 ( ヽ , . / / 、__jノ ∧{ / ,/ { _/ ハ `ー彡 / 〃 、__ > / ;> ´ /! ∨ヘ ヾ \ < _ ヽ {{ =ァ 彡< / { く{ ヽ ヽ ユ=― ´ 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/26(土) 20 28 30.17 ID uIJKiqzA0 「なるほど、見れば目元が母上そっくりだ。して、要件を伺おうか?」 __ _, "´ `丶、 / \ / , / / / ヽ `ヽヽ l l j __ // ,イ 、ハヽ }! ハ l l 「 j_从7ヽハ !七大 ` } リ }/ | l Vf゙仡圷/ jl ノィアト、ヘ// / 「言えません。密命なのです」 j l l V_ ソ ´ V リ /jイノ , ハ ヘ. ` , l ! / / l ヽ ー ‐ .厶 |ハ // ∧ 弋ト 、 __ , r<7 l ヽ / / / ∧ Vー、 Kヽ{ ヽ ヽ / /./ /¨} ,__∧_j_l ハ \ }/ ,′ l { / / / ヾ ☆Y ハ X { V r / / \__j 入xぅ/ \ ヽ l { / / V //∠ , } ! j/ / ! ∧V _二} ヽ / / / { 〈 l / | j/ -ーソ ノ / / / |ヽ \ l /∠/j rテ 〃 ( ヽ , . / / 、__jノ ∧{ / ,/ { _/ ハ `ー彡 / 〃 、__ > / ;> ´ /! ∨ヘ ヾ \ < _ ヽ {{ =ァ 彡< / { く{ ヽ ヽ ユ=― ´ 「では、殿下に取り次ぐわけにはいかぬ。用件も尋ねずに取り次いだ日にはこちらの首が飛ぶからな」 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/26(土) 20 32 02.02 ID uIJKiqzA0 ,. -‐ 、. /  ̄`~` ‐ 、 / ` ` ‐、 / `‐、 / \ , \ / ! \ / l ! | i 「密命だと言っているだろう犬 . / , │ l l ! | │ ふぅん。主人の客の見分けもつかんとは、この国の程度が知れるな / /./ | │ l 、 | | | , | .l ! 貴様ごときに俺の時間を無駄遣いさせるな . / / /l ! l | | | \ !|l | / | | ! とっととそこをどけ」 / / ./ ! | l l | | ヽ. ヽ\ \ ヽ. ヽ. |│/ヽ| ! l ! ` ‐ 、| l ヽ. ヽ.ヽ. ! l\\`‐、ヽ、\ヽ.| レ /ヽヽl ! ! . `‐、| 、ト、__\ 、 ヽ. l トーz、-‐ラ フヽ!|!/_,ゝヽ }. |│ \ヽl\`ー ヽ、\ヽ ∨ー`‐← ||!-、-、 /! |│ ヽト. ´ ̄ジヽN` -ゝ |! リ /|.| | | ! \ _iー | |.| | | |\. \ r‐== ヲ |  ̄`~` ‐ - 、 | ` ー-ヽ、 V r -‐ / .| | | `‐、 `ー- ./| , -.、 | | `‐、 / .| { {lll}} f{! _ _,,. 、-‐ | `エ´-─ー| ` ー ゞ ´ ヽ` ー- |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/26(土) 20 35 07.77 ID uIJKiqzA0 / 、 \ \ /` \ X ヽ ヽ ヽ / / / l ∨,斗、! ! | |/ / | |\ / f ハ ゙| l , {| | 丁≧ミ、/ ゞ′ l | 、ヽ レ ヾ \く ヾ;〉 , 、 | l ヽ \ 「ちょ、ちょっとセト! いくらなんでもそれはいいすぎ……」 \.>〃 ` / ノ/ ∧ \ , r ^ヾヽ |ハ、__ ヽ /〃´  ̄`ヽ ヽ! / } .リ | | ̄// \ \ ヽ /ヽ ノ l ∨ / 、 ヽ ` ー -- 、 Y´ /`ヽ. |/ 〈 _ \ ! \ ヽ/ \ ノ´ ヽ ヽ ト、 \ , { \ソ ̄ `ヽ \ , |ヽ\ \l \ \ l ヽ l|. \\ } . \ } ハ | ∧. ヽ \ / / ヽ /! } ! / ヽ } ヽ / /`ヽ ノ\ \ //| | | \ | / 「無礼な! 貴様平民だな! 従者風情が貴族にそんな口を利いてただで済むと思っているのか!」 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/26(土) 20 37 54.03 ID uIJKiqzA0 , -─- 、 , -‐- 、 ,, - " `V `‐、 / \ ./ \ / ヽ ./ / l ヽ / / / / ./ / l | .l .lヽ 「やるというのか? いいだろう! | l. l / / / ./ .l | | l / / l l.〉 そこの邪魔な門ごと貴様を青眼で消し飛ばしてくれるわ!!」 l、 | | l / / ./ ./ |. l | ./ ./ ./ | |./ l、| | l // ///| l / / //// / / . l、l | /l///_/ l / //_|/_∠| / | / . /⌒ヽ | \ `ー ゝl // `ー /|/⌒v | l⌒l l|  ̄ ̄"//|〉 ̄ ̄ ̄ .|/^_l.l ヽゝ(ー| /| ´ \| ll ),l ノ lヽ_ / | ┌───7 /._/ .l/ | l ̄ ̄ ̄/ / / ,ノ! / |.. V´ ̄∨ ./ /,.-‐ " .| ./ (;;) |\ `ー‐ ´ / / | | _|_\ /| ./ | (| ,.-‐ " | \__/ .|/ _,.-─; |/ .(;;) |─────┤ _,.-‐ " /  ̄ | |^l / 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/26(土) 20 39 17.68 ID uIJKiqzA0 lア′ \ _/\ . / / / . . j . . \ ヽ ∨ _/ 〉 / / . ./ . . .; イ. . / \ . . .. 丶 l ∨ _/ __,/ ⌒ヽ /\. ./ . . . ./ |. . . ! . . ヽ .\ . . l ∨{/| \ / `、 . .! . . . /ト、. . . / {. . j{ . . . . |ヾ . }ヽ イ´ . . | !´ ト、 7 ∨. | . / .|. .\/ l . 八. . .. ... . .jハ. l/l . lヽ .. . l |__/ \ i .... l. .l . , j. .__/\ j / \ . . / /! _j / jl . | | . . . . . . . 「ああもう! あんたは黙ってなさーい!!!!」 ー―‐ | . .. | . | .{,>〃テFミ\/ } . //チF千ヾ<| .; . |¨ ̄`ヽ . . . . . ∧ | . Ⅳヘi{ !{ヘ `トヽ_/ 、ノ ´{iヘ } ! }ハ l/. . | ー‐=≦仏 l . .ハ. ヾ V ヽイj V ヽイ/ / . . | . _// ∧ |\_ ヽ _ ゞ‐= ゞ=- _ /. . . | / /_/_イヽ /{ . .} /. . . . | 厂 |{ .ヽ .八 __ -―=  ̄ ヽ /.. . . . | / __ | \ ..∨. . .l丶、 ∨ ̄ 〉ィ/.. . . . . ヽレ ´ ̄ ̄ / _`ヽ{/ ` . .\ | iく_> 、 _____, <r /. . . . . . { . . . . . . . ヽ /´ `\} / .. \ ヽ\__ ,>ー< ノ, .. . . . . . . ヽ . . . . . . . . . ,イ |/ .. ヽ、__〕/_____ `< i.. . . . . . . . \ . . . . . . │ ! ........................ ) } |.. . . . . . . . \. . . . │ .. { ,、 _/ / l . . . . . . . . .. \ . 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/26(土) 20 41 10.11 ID uIJKiqzA0 /\ _/ ◯ ヽ、 _ __ _/ ___ ` .、/ | /n_ >‐ ´  ̄`ヽ O | / / ヽ ヽ \ ト、 / ハ i i. \| ヽ / / i / \. i i i \ , | i i | | \ , --|- ミ | i i , 「ルイズ!」 | i i |イ| ̄` ) / _i_/ |`ト| |! i , N | ,rr=ミ /ノ´i{「`}iヽ| | ./| i \ト、 .イ ト .ィ} {トi イ} / / i , i| \ト 辷リ ゞ‐ /イ i ヽ /i! | / ヽ , . / !i , _ _,. ./ | | i !| \. イ | /!| | ハ| i i>、 _,. | /| / リ !| ∨. i __,≧ ----- | / / レ \ハ ハ| ii{ ∩ ∩ /| i !{ ̄ ̄ \ / V/ハ. } ∪ i/ VV| | | \,/ _ _ ,.>―――-、_〉 {‐‐-―― /|ハ ̄ \ / / .| } 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/26(土) 20 42 57.97 ID uIJKiqzA0 _ , -‐ ´ `ヽ / `丶 / ヽ / / / 、ヽ ヽ 、 ハ { , i_i」Li 、 L,」__ } } | 「姫さま!」 l { i´lzL」_ト、 iソリ_」Lリ` l l ∧ヾ〈.代ラj }ノ .代ラj.〉! / ト、 / 〉 ヘ ゞ- , ゞ- / ト、 \ 〈 / .iヘ "" r‐‐y ""イ / ヽ } ___ ) / / /`ト ,_‐ _,.イ/ ∧ \_ ノ . /´ ̄ __ノ / { /i/ ,r‐ 7´ ! ヽ `ヽ、 { /´ _,.イi ! |不,/´{ | } ヽ _ ヽ } / /ヽ、,_!|,/_, -ヽ ヾ / ノ ((__ノ__,ノ } ヾ ;/ ,.不ニ ;; _;; ゝ, ∨ / 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/26(土) 20 45 28.19 ID uIJKiqzA0 r彳云ヽ、 , -イ。弋ソ__ 二ミヽ/\ _//> ´ ̄  ̄  ̄ ̄¨ヽ、 /\// \ , /| fV/ ノ\. | / |_∨ / / / / ヽ. ! | | | 「ああ、無事に帰ってきたのね | / | /,.⊥L / r十|ト!、| ! | うれしいわ。ルイズ、ルイズ・フランソワーズ……」 |{ !ィ爪 ∨\ ! _」_// / 人リ !ヘ ヽ ヽ| V,ィ≠ト ヽ ! {f イ|∨/ \ | \| \__∨|{__,イ}. 弋rリ イ ヽ / ! \弋_rり  ̄ { } | / , { \ ` 人. //|.| |/| | ハ ヽ r _ア , イ // リ |! | ト、 ト、 > 、 _ ィi | /!/ \! メ \!\ }ー-rく{ } | |-- 、__  ̄ >ー-へ |_ | | || !\从 ヽ 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/26(土) 20 48 08.24 ID uIJKiqzA0 rく! / / ! ヽ \. V勹! ∧| ! ! ! ∧ ! ∧ ! ! ∨ ! ! | ! !斗ヤT¨ヽハ T T ナト|、 ! | | | | ! | 斗=zミ | /,zぇ=rミ.レ| / .! 「件の手紙は、無事、このとおりでございます」 | V!\|〈. {く _ハ ´ {く心! 〉厶イ .! / / | | トヘrリ トヘrリ / ! ∧ , / ! ハ ¨´ 、 `¨` / /!. ヽ / | ハ / / ! \ . / | > 、 ´ ` ,. イ / ! \ / /| ∨ !{r 、,. イ i / | ! \ / / ! ∨/^^^^^^^! / | ! \ 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/26(土) 20 49 27.37 ID uIJKiqzA0 /\ _/ ◯ ヽ、 _ __ _/ ___ ` .、/ | /n_ >‐ ´  ̄`ヽ O | / / ヽ ヽ \ ト、 / ハ i i. \| ヽ / / i / \. i i i \ , | i i | | \ , --|- ミ | i i , 「……ウェールズ王子は、やはり父王に殉じたのですね | i i |イ| ̄` ) / _i_/ |`ト| |! i ……して、ワルド子爵は? まさか、敵の手に掛かって……」 , N | ,rr=ミ /ノ´i{「`}iヽ| | ./| i \ト、 .イ ト .ィ} {トi イ} / / i , i| \ト 辷リ ゞ‐ /イ i ヽ /i! | / ヽ , . / !i , _ _,. ./ | | i !| \. イ | /!| | ハ| i i>、 _,. | /| / リ !| ∨. i __,≧ ----- | / / レ \ハ ハ| ii{ ∩ ∩ /| i !{ ̄ ̄ \ / V/ハ. } ∪ i/ VV| | | \,/ _ _ ,.>―――-、_〉 {‐‐-―― /|ハ ̄ \ / / .| } 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/26(土) 20 50 48.12 ID uIJKiqzA0 ,. ヽ. ヽ l l l l / ヽ. ヽ l l l l / / ヽ. ` 、 ヽ ヽ. レ、l l. l / / 丶、 ` 、 ヽ ヽ / ヘ \ l l / / ` 、_ \. ヽ. ∨ , `丶 \ ! l / ヽ - ニ_ー三>ィヘ、 ヽ ∨、ハ }. 〉j l l 「あの男は裏切り者だ」 ト 、 \ ` 、 丶、  ̄ / j ` 、 ヽ}_」 j /∧. l l `丶、\ `丶、_`ァハ / ` 、 l!__, / Ⅵ l `丶\ゝ、_,イ{j } / ヽl.// ∧ Ⅴ ! `丶、 ヽ ´ Ⅵ ,ヘ ヽ l l ソ‐-、_` 、  ̄´ \ヽ. l. l / `丶 」____\ヽV / |  ̄ ̄ く、 | `丶, _ | `´、_ /| \ ,イ .| ,rf⌒ ┌‐\ ∠.」 ! { | \__/ | _l. 弋_ | 〈 ̄.l l l l l l l j _____j___/______ ____/___\ _ _ \  ̄\. | |. //´ ヽ /´〉 | レ 〈 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/26(土) 20 52 10.09 ID uIJKiqzA0 /\ _/ ◯ ヽ、 _ __ _/ ___ ` .、/ | /n_ >‐ ´  ̄`ヽ O | / / ヽ ヽ \ ト、 / ハ i i. \| ヽ / / i / \. i i i \ , | i i | | \ , --|- ミ | i i , 「裏切り者? 道中何があったのですか? ……とにかく私の部屋でお話しましょう」 | i i |イ| ̄` ) / _i_/ |`ト| |! i , N | ,rr=ミ /ノ´i{「`}iヽ| | ./| i \ト、 .イ ト .ィ} {トi イ} / / i , i| \ト 辷リ ゞ‐ /イ i ヽ /i! | / ヽ , . / !i , _ _,. ./ | | i !| \. イ | /!| | ハ| i i>、 _,. | /| / リ !| ∨. i __,≧ ----- | / / レ \ハ ハ| ii{ ∩ ∩ /| i !{ ̄ ̄ \ / V/ハ. } ∪ i/ VV| | | \,/ _ _ ,.>―――-、_〉 {‐‐-―― /|ハ ̄ \ / / .| } 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/26(土) 20 55 18.54 ID uIJKiqzA0 『アンリエッタ私室』 /\ _/ ◯ ヽ、 _ __ _/ ___ ` .、/ | /n_ >‐ ´  ̄`ヽ O | / / ヽ ヽ \ ト、 / ハ i i. \| ヽ / / i / \. i i i \ , | i i | | \ , --|- ミ | i i , 「あの子爵が裏切り者だったなんて…… | i i |イ| ̄` ) / _i_/ |`ト| |! i わたくしが……わたくしがウェールズさまのお命を奪ったようなものだわ」 , N | ,rr=ミ /ノ´i{「`}iヽ| | ./| i \ト、 .イ ト .ィ} {トi イ} / / i , i| \ト 辷リ ゞ‐ /イ i ヽ /i! | / ヽ , . / !i , _ _,. ./ | | i !| \. イ | /!| | ハ| i i>、 _,. | /| / リ !| ∨. i __,≧ ----- | / / レ \ハ ハ| ii{ ∩ ∩ /| i !{ ̄ ̄ \ / V/ハ. } ∪ i/ VV| | | \,/ _ _ ,.>―――-、_〉 {‐‐-―― /|ハ ̄ \ / / .| } 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/26(土) 20 59 53.99 ID uIJKiqzA0 ,. -‐ 、. /  ̄`~` ‐ 、 / ` ` ‐、 / `‐、 / \ , \ / ! \ / l ! | i 「自惚れるな、女 . / , │ l l ! | │ 奴は奴の信念の下死んでいった / /./ | │ l 、 | | | , | .l ! 過程はどうあれ貴様がそれを悔いることは奴の死を侮辱することになる . / / /l ! l | | | \ !|l | / | | ! 自分の悲しみを紛らわせるために、軽率な発言はしないことだな」 / / ./ ! | l l | | ヽ. ヽ\ \ ヽ. ヽ. |│/ヽ| ! l ! ` ‐ 、| l ヽ. ヽ.ヽ. ! l\\`‐、ヽ、\ヽ.| レ /ヽヽl ! ! . `‐、| 、ト、__\ 、 ヽ. l トーz、-‐ラ フヽ!|!/_,ゝヽ }. |│ \ヽl\`ー ヽ、\ヽ ∨ー`‐← ||!-、-、 /! |│ ヽト. ´ ̄ジヽN` -ゝ |! リ /|.| | | ! \ _iー | |.| | | |\. \ r‐== ヲ |  ̄`~` ‐ - 、 | ` ー-ヽ、 V r -‐ / .| | | `‐、 `ー- ./| , -.、 | | `‐、 / .| { {lll}} f{! _ _,,. 、-‐ | `エ´-─ー| ` ー ゞ ´ ヽ` ー- |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/26(土) 21 06 51.04 ID uIJKiqzA0 /\ _/ ◯ ヽ、 _ __ _/ ___ ` .、/ | /n_ >‐ ´  ̄`ヽ O | / / ヽ ヽ \ ト、 / ハ i i. \| ヽ / / i / \. i i i \ , | i i | | \ , --|- ミ | i i , 「セト殿……」 | i i |イ| ̄` ) / _i_/ |`ト| |! i , N | ,rr=ミ /ノ´i{「`}iヽ| | ./| i \ト、 .イ ト .ィ} {トi イ} / / i , i| \ト 辷リ ゞ‐ /イ i ヽ /i! | / ヽ , . / !i , _ _,. ./ | | i !| \. イ | /!| | ハ| i i>、 _,. | /| / リ !| ∨. i __,≧ ----- | / / レ \ハ ハ| ii{ ∩ ∩ /| i !{ ̄ ̄ \ / V/ハ. } ∪ i/ VV| | | \,/ _ _ ,.>―――-、_〉 {‐‐-―― /|ハ ̄ \ / / .| } 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/26(土) 21 08 47.61 ID uIJKiqzA0 , -‐ ´ ` ー、 / `ー-、 ,‐´ 、 `ヽ、 f‐ | ヽ ヽ ヽ / ー、 ヽ_ / ヽ ヽ ヽ\ ヽ / } _ l ヽ ヽ/! ヽ i ヽ i l / / ヽ l、 ヽ l ハ/f-f、 }l l、 |リ l l l_l_lr- {_ゝヽ ヽ |//fc リ /! /リ 「セト! 姫さまの気持ちも知らないでそんなこと!」 l |. . } l ハ、=ゞ==リ / ムソ /イ 〈 ノ l. . l イ /´七C、ム/ .. lゝ、ヽ、 `ー-´ _-‐!. . ヾ l 弋ソ .. .. }l  ̄ ー----- f´ ヽ. . ヽ、 ,__ -= /ヽ、 . . . _-―‐´、 ヽ. . . ヽ、 /  ̄ノ/! ヽ、 . . . ヽ ヽ、 \ . . . ヽ、_ー‐ニ‐´ !. . ヽ、 . . . . .ヽ、ヽ ヽ、_ ヽ、! ヽフニイ / /ヽ . . ヽ . . ./ヽ、ヽ `ー-ヽ. . ヽl ll l / ヽ、. . ヽ . . . i ヽ \ }. . } l 7 | / }. . . } . . l \ `ヽ、 /. . . . , ヽTl / / /. . / . . .l \ \/. . . . /`ヽ、/ /. . . / . ./ ヽ/. . . . / / l| /. . . ,-‐´ 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/26(土) 21 11 42.02 ID uIJKiqzA0 /\ _/ ◯ ヽ、 _ __ _/ ___ ` .、/ | /n_ >‐ ´  ̄`ヽ O | / / ヽ ヽ \ ト、 / ハ i i. \| ヽ / / i / \. i i i \ , | i i | | \ , --|- ミ | i i , 「ありがとう。でもいいのよ、ルイズ……」 | i i |イ| ̄` ) / _i_/ |`ト| |! i , N | ,rr=ミ /ノ´i{「`}iヽ| | ./| i \ト、 .イ ト .ィ} {トi イ} / / i , i| \ト 辷リ ゞ‐ /イ i ヽ /i! | / ヽ , . / !i , _ _,. ./ | | i !| \. イ | /!| | ハ| i i>、 _,. | /| / リ !| ∨. i __,≧ ----- | / / レ \ハ ハ| ii{ ∩ ∩ /| i !{ ̄ ̄ \ / V/ハ. } ∪ i/ VV| | | \,/ _ _ ,.>―――-、_〉 {‐‐-―― /|ハ ̄ \ / / .| } 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/26(土) 21 13 19.54 ID uIJKiqzA0 ,. -‐ 、. /  ̄`~` ‐ 、 / ` ` ‐、 / `‐、 / \ , \ / ! \ / l ! | i 「ふぅん。受け取れ女 . / , │ l l ! | │ 奴の形見だ」 / /./ | │ l 、 | | | , | .l ! . / / /l ! l | | | \ !|l | / | | ! / / ./ ! | l l | | ヽ. ヽ\ \ ヽ. ヽ. |│/ヽ| ! l ! ` ‐ 、| l ヽ. ヽ.ヽ. ! l\\`‐、ヽ、\ヽ.| レ /ヽヽl ! ! . `‐、| 、ト、__\ 、 ヽ. l トーz、-‐ラ フヽ!|!/_,ゝヽ }. |│ \ヽl\`ー ヽ、\ヽ ∨ー`‐← ||!-、-、 /! |│ ヽト. ´ ̄ジヽN` -ゝ |! リ /|.| | | ! \ _iー | |.| | | |\. \ r‐== ヲ |  ̄`~` ‐ - 、 | ` ー-ヽ、 V r -‐ / .| | | `‐、 `ー- ./| , -.、 | | `‐、 / .| { {lll}} f{! _ _,,. 、-‐ | `エ´-─ー| ` ー ゞ ´ ヽ` ー- |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/26(土) 21 14 49.39 ID uIJKiqzA0 /\ _/ ◯ ヽ、 _ __ _/ ___ ` .、/ | /n_ >‐ ´  ̄`ヽ O | / / ヽ ヽ \ ト、 / ハ i i. \| ヽ / / i / \. i i i \ , | i i | | \ , --|- ミ | i i , 「これは風のルビー…… | i i |イ| ̄` ) / _i_/ |`ト| |! i ありがとうございますセト殿……」 , N | ,rr=ミ /ノ´i{「`}iヽ| | ./| i \ト、 .イ ト .ィ} {トi イ} / / i , i| \ト 辷リ ゞ‐ /イ i ヽ /i! | / ヽ , . / !i , _ _,. ./ | | i !| \. イ | /!| | ハ| i i>、 _,. | /| / リ !| ∨. i __,≧ ----- | / / レ \ハ ハ| ii{ ∩ ∩ /| i !{ ̄ ̄ \ / V/ハ. } ∪ i/ VV| | | \,/ _ _ ,.>―――-、_〉 {‐‐-―― /|ハ ̄ \ / / .| }
https://w.atwiki.jp/ymst/pages/567.html
【名前】 ジャイロ・ツェペリ 【大きさ】成人男性並み+馬並み 【攻撃力】 鉄球;直撃すると常人ならば即死する 掠るだけでも肉をえぐる ボール・ブレイカー;重力を支配して回避不可能の攻撃を与える 時間停止や次元の狭間に隠れた敵にも攻撃できる 全ての理論や理屈を超えて攻撃できる ボール・ブレイカーの攻撃や余波にかすりでもすると老化現象 【防御力】500Mの爆発でも無傷 【素早さ】 重力の抵抗を減らして最速の行動に出れる 最速は光速の無限倍 【特殊能力】スキャン;鉄球の命中精度を極限にまであげる 【戦法】ボール・ブレイカー
https://w.atwiki.jp/shachozero/pages/121.html
341 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/01/27(日) 21 59 05.67 ID Mfbr7B940 __// __ヾ==-、 f ´ ̄ , ´ `ヽ l | / / \ ∧/ / 〃 ;.イ/l } , ヽ l { l /__ / / /_/ /j / } | l レ/,,∠`/ /∠/メ// / 「そうです! セト様の故郷ではあのようなすごい戦いが l ! | 伐_j f以ヽ彡イ 毎日のようにあるのでしょう? ヽ ! i V;;リ {;;リ 〃 | ちょっと怖いけど、わくわくしちゃいました」 Vl | { l l ! l 、 ー .イ , __ 厂 ̄ ¨ヽ \ !-j> _ ィ<、 / ヽ `ート 、_r _\ヽ |,_ ̄ヘ二´¨l_ハ / ./゙ヽ /⌒く/ ヽ∠ヽ「j|`~/ //ヽ `∨ / } l l } Ⅵ ヽ 〉、 ∨ / ゝァ‐ } くrー! 入 } . .\ V二ニ〈 { / \ }∨ \∧ . . ヽ , } ン′ ヽ| ¨ヽ . .. ノ ヘ_/ ヽ { \ 8//~′ } _ `ヽ、__ __/ `ヽ_// 〃 / \  ̄/ /`===彳 r′ __ヽ { } j、 l く ハ /-- ――‐イ 〉 349 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/01/27(日) 22 05 24.55 ID Mfbr7B940 ,. -‐ 、. /  ̄`~` ‐ 、 / ` ` ‐、 / `‐、 / \ , \ / ! \ / l ! | i 「ふぅん。レベルは落ちるが、広く行われている . / , │ l l ! | │ 俺ほどのデュエルを他の雑魚どもができるとは思えんがな」 / /./ | │ l 、 | | | , | .l ! . / / /l ! l | | | \ !|l | / | | ! / / ./ ! | l l | | ヽ. ヽ\ \ ヽ. ヽ. |│/ヽ| ! l ! ` ‐ 、| l ヽ. ヽ.ヽ. ! l\\`‐、ヽ、\ヽ.| レ /ヽヽl ! ! . `‐、| 、ト、__\ 、 ヽ. l トーz、-‐ラ フヽ!|!/_,ゝヽ }. |│ \ヽl\`ー ヽ、\ヽ ∨ー`‐← ||!-、-、 /! |│ ヽト. ´ ̄ジヽN` -ゝ |! リ /|.| | | ! \ _iー | |.| | | |\. \ r‐== ヲ |  ̄`~` ‐ - 、 | ` ー-ヽ、 V r -‐ / .| | | `‐、 `ー- ./| , -.、 | | `‐、 / .| { {lll}} f{! _ _,,. 、-‐ | `エ´-─ー| ` ー ゞ ´ ヽ` ー- |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / 351 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/01/27(日) 22 08 25.14 ID Mfbr7B940 __// __ヾ==-、 f ´ ̄ , ´ `ヽ l | / / \ ∧/ / 〃 ;.イ/l } , ヽ l { l /__ / / /_/ /j / } | l レ/,,∠`/ /∠/メ// / 「あはは…… l ! | 伐_j f以ヽ彡イ あの、あのね? 私の故郷もすばらしいんです ヽ ! i V;;リ {;;リ 〃 | タルブの村っていうんです Vl | { l ここから馬で三日くらいかな」 l ! l 、 ー .イ , __ 厂 ̄ ¨ヽ \ !-j> _ ィ<、 / ヽ `ート 、_r _\ヽ |,_ ̄ヘ二´¨l_ハ / ./゙ヽ /⌒く/ ヽ∠ヽ「j|`~/ //ヽ `∨ / } l l } Ⅵ ヽ 〉、 ∨ / ゝァ‐ } くrー! 入 } . .\ V二ニ〈 { / \ }∨ \∧ . . ヽ , } ン′ ヽ| ¨ヽ . .. ノ ヘ_/ ヽ { \ 8//~′ } _ `ヽ、__ __/ `ヽ_// 〃 / \  ̄/ /`===彳 r′ __ヽ { } j、 l く ハ /-- ――‐イ 〉 355 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/01/27(日) 22 11 25.07 ID Mfbr7B940 __// __ヾ==-、 f ´ ̄ , ´ `ヽ l | / / \ ∧/ / 〃 ;.イ/l } , ヽ l { l /__ / / /_/ /j / } | l レ/,,∠`/ /∠/メ// / 「何にもない、辺鄙な村ですけど……とっても広い、きれいな草原があるんです l ! | 伐_j f以ヽ彡イ ずっとね、遠くまで、地平線の向こうまでお花の海が続くの ヽ ! i V;;リ {;;リ 〃 | 今頃、とっても綺麗だろうな……」 Vl | { l l ! l 、 ー .イ , __ 厂 ̄ ¨ヽ \ !-j> _ ィ<、 / ヽ `ート 、_r _\ヽ |,_ ̄ヘ二´¨l_ハ / ./゙ヽ /⌒く/ ヽ∠ヽ「j|`~/ //ヽ `∨ / } l l } Ⅵ ヽ 〉、 ∨ / ゝァ‐ } くrー! 入 } . .\ V二ニ〈 { / \ }∨ \∧ . . ヽ , } ン′ ヽ| ¨ヽ . .. ノ ヘ_/ ヽ { \ 8//~′ } _ `ヽ、__ __/ `ヽ_// 〃 / \  ̄/ /`===彳 r′ __ヽ { } j、 l く ハ /-- ――‐イ 〉 358 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/01/27(日) 22 13 33.47 ID Mfbr7B940 ,. -‐ 、. /  ̄`~` ‐ 、 / ` ` ‐、 / `‐、 / \ , \ / ! \ / l ! | i 「ふぅん。なるほどな」 . / , │ l l ! | │ / /./ | │ l 、 | | | , | .l ! . / / /l ! l | | | \ !|l | / | | ! / / ./ ! | l l | | ヽ. ヽ\ \ ヽ. ヽ. |│/ヽ| ! l ! ` ‐ 、| l ヽ. ヽ.ヽ. ! l\\`‐、ヽ、\ヽ.| レ /ヽヽl ! ! . `‐、| 、ト、__\ 、 ヽ. l トーz、-‐ラ フヽ!|!/_,ゝヽ }. |│ \ヽl\`ー ヽ、\ヽ ∨ー`‐← ||!-、-、 /! |│ ヽト. ´ ̄ジヽN` -ゝ |! リ /|.| | | ! \ _iー | |.| | | |\. \ r‐== ヲ |  ̄`~` ‐ - 、 | ` ー-ヽ、 V r -‐ / .| | | `‐、 `ー- ./| , -.、 | | `‐、 / .| { {lll}} f{! _ _,,. 、-‐ | `エ´-─ー| ` ー ゞ ´ ヽ` ー- |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / 362 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/01/27(日) 22 16 21.68 ID Mfbr7B940 __// __ヾ==-、 f ´ ̄ , ´ `ヽ l | / / \ ∧/ / 〃 ;.イ/l } , ヽ l { l /__ / / /_/ /j / } | l レ/,,∠`/ /∠/メ// / 「それでですね……セト様、私の村に来ませんか? l ! | 伐_j f以ヽ彡イ あのね、今度お姫様が結婚なさるでしょう? ヽ ! i V;;リ {;;リ 〃 | それで特別に私たちにも休暇が出ることになったんです Vl | { l でもって、久しぶりに帰省するんですけど…… l ! l 、 ー .イ , __ セト様にも見せたいんです。あの綺麗な草原……」 厂 ̄ ¨ヽ \ !-j> _ ィ<、 / ヽ `ート 、_r _\ヽ |,_ ̄ヘ二´¨l_ハ / ./゙ヽ /⌒く/ ヽ∠ヽ「j|`~/ //ヽ `∨ / } l l } Ⅵ ヽ 〉、 ∨ / ゝァ‐ } くrー! 入 } . .\ V二ニ〈 { / \ }∨ \∧ . . ヽ , } ン′ ヽ| ¨ヽ . .. ノ ヘ_/ ヽ { \ 8//~′ } _ `ヽ、__ __/ `ヽ_// 〃 / \  ̄/ /`===彳 r′ __ヽ { } j、 l く ハ /-- ――‐イ 〉 368 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/01/27(日) 22 18 30.39 ID Mfbr7B940 ,. -‐ 、. /  ̄`~` ‐ 、 / ` ` ‐、 / `‐、 / \ , \ / ! \ / l ! | i 「俺はかまわん。ここにも飽きていたところだ」 . / , │ l l ! | │ / /./ | │ l 、 | | | , | .l ! . / / /l ! l | | | \ !|l | / | | ! / / ./ ! | l l | | ヽ. ヽ\ \ ヽ. ヽ. |│/ヽ| ! l ! ` ‐ 、| l ヽ. ヽ.ヽ. ! l\\`‐、ヽ、\ヽ.| レ /ヽヽl ! ! . `‐、| 、ト、__\ 、 ヽ. l トーz、-‐ラ フヽ!|!/_,ゝヽ }. |│ \ヽl\`ー ヽ、\ヽ ∨ー`‐← ||!-、-、 /! |│ ヽト. ´ ̄ジヽN` -ゝ |! リ /|.| | | ! \ _iー | |.| | | |\. \ r‐== ヲ |  ̄`~` ‐ - 、 | ` ー-ヽ、 V r -‐ / .| | | `‐、 `ー- ./| , -.、 | | `‐、 / .| { {lll}} f{! _ _,,. 、-‐ | `エ´-─ー| ` ー ゞ ´ ヽ` ー- |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / 373 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/01/27(日) 22 20 46.49 ID Mfbr7B940 __// __ヾ==-、 f ´ ̄ , ´ `ヽ l | / / \ ∧/ / 〃 ;.イ/l } , ヽ l { l /__ / / /_/ /j / } | l レ/,,∠`/ /∠/メ// / 「そ、そうですか! よかったぁ…… l ! | 伐_j f以ヽ彡イ でも、いきなり男の人なんか連れて行ったら ヽ ! i V;;リ {;;リ 〃 | 家族のみんなが驚いてしまうわ。どうしよう…… Vl | { l そうだ! だ、旦那様よって、言えばいいんだわ」 l ! l 、 ー .イ , __ 厂 ̄ ¨ヽ \ !-j> _ ィ<、 / ヽ `ート 、_r _\ヽ |,_ ̄ヘ二´¨l_ハ / ./゙ヽ /⌒く/ ヽ∠ヽ「j|`~/ //ヽ `∨ / } l l } Ⅵ ヽ 〉、 ∨ / ゝァ‐ } くrー! 入 } . .\ V二ニ〈 { / \ }∨ \∧ . . ヽ , } ン′ ヽ| ¨ヽ . .. ノ ヘ_/ ヽ { \ 8//~′ } _ `ヽ、__ __/ `ヽ_// 〃 / \  ̄/ /`===彳 r′ __ヽ { } j、 l く ハ /-- ――‐イ 〉 377 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/01/27(日) 22 21 30.42 ID Mfbr7B940 ,. ヽ. ヽ l l l l / ヽ. ヽ l l l l / / ヽ. ` 、 ヽ ヽ. レ、l l. l / / 丶、 ` 、 ヽ ヽ / ヘ \ l l / / ` 、_ \. ヽ. ∨ , `丶 \ ! l / ヽ - ニ_ー三>ィヘ、 ヽ ∨、ハ }. 〉j l l ト 、 \ ` 、 丶、  ̄ / j ` 、 ヽ}_」 j /∧. l l 「なに?」 `丶、\ `丶、_`ァハ / ` 、 l!__, / Ⅵ l `丶\ゝ、_,イ{j } / ヽl.// ∧ Ⅴ ! `丶、 ヽ ´ Ⅵ ,ヘ ヽ l l ソ‐-、_` 、  ̄´ \ヽ. l. l / `丶 」____\ヽV / |  ̄ ̄ く、 | `丶, _ | `´、_ /| \ ,イ .| ,rf⌒ ┌‐\ ∠.」 ! { | \__/ | _l. 弋_ | 〈 ̄.l l l l l l l j _____j___/______ ____/___\ _ _ \  ̄\. | |. //´ ヽ /´〉 | レ 〈 381 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/01/27(日) 22 23 23.45 ID Mfbr7B940 __// __ヾ==-、 f ´ ̄ , ´ `ヽ l | / / \ ∧/ / 〃 ;.イ/l } , ヽ l { l /__ / / /_/ /j / } | l レ/,,∠`/ /∠/メ// / 「け、結婚するからって言えば、みんな喜ぶわ l ! | 伐_j f以ヽ彡イ 父さまも母さまも、妹や弟たちも ヽ ! i V;;リ {;;リ 〃 | みんな、きっと、喜ぶわ」 Vl | { l l ! l 、 ー .イ , __ 厂 ̄ ¨ヽ \ !-j> _ ィ<、 / ヽ `ート 、_r _\ヽ |,_ ̄ヘ二´¨l_ハ / ./゙ヽ /⌒く/ ヽ∠ヽ「j|`~/ //ヽ `∨ / } l l } Ⅵ ヽ 〉、 ∨ / ゝァ‐ } くrー! 入 } . .\ V二ニ〈 { / \ }∨ \∧ . . ヽ , } ン′ ヽ| ¨ヽ . .. ノ ヘ_/ ヽ { \ 8//~′ } _ `ヽ、__ __/ `ヽ_// 〃 / \  ̄/ /`===彳 r′ __ヽ { } j、 l く ハ /-- ――‐イ 〉 385 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/01/27(日) 22 24 22.59 ID Mfbr7B940 ,. ヽ. ヽ l l l l / ヽ. ヽ l l l l / / ヽ. ` 、 ヽ ヽ. レ、l l. l / / 丶、 ` 、 ヽ ヽ / ヘ \ l l / / ` 、_ \. ヽ. ∨ , `丶 \ ! l / ヽ - ニ_ー三>ィヘ、 ヽ ∨、ハ }. 〉j l l ト 、 \ ` 、 丶、  ̄ / j ` 、 ヽ}_」 j /∧. l l 「待て、貴様何を言っている」 `丶、\ `丶、_`ァハ / ` 、 l!__, / Ⅵ l `丶\ゝ、_,イ{j } / ヽl.// ∧ Ⅴ ! `丶、 ヽ ´ Ⅵ ,ヘ ヽ l l ソ‐-、_` 、  ̄´ \ヽ. l. l / `丶 」____\ヽV / |  ̄ ̄ く、 | `丶, _ | `´、_ /| \ ,イ .| ,rf⌒ ┌‐\ ∠.」 ! { | \__/ | _l. 弋_ | 〈 ̄.l l l l l l l j _____j___/______ ____/___\ _ _ \  ̄\. | |. //´ ヽ /´〉 | レ 〈 393 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/01/27(日) 22 27 01.23 ID Mfbr7B940 __// __ヾ==-、 f ´ ̄ , ´ `ヽ l | / / \ ∧/ / 〃 ;.イ/l } , ヽ l { l /__ / / /_/ /j / } | l レ/,,∠`/ /∠/メ// / 「あ、安心してください l ! | 伐_j f以ヽ彡イ 責任取れなんていいませんから」 ヽ ! i V;;リ {;;リ 〃 | Vl | { l l ! l 、 ー .イ , __ 厂 ̄ ¨ヽ \ !-j> _ ィ<、 / ヽ `ート 、_r _\ヽ |,_ ̄ヘ二´¨l_ハ / ./゙ヽ /⌒く/ ヽ∠ヽ「j|`~/ //ヽ `∨ / } l l } Ⅵ ヽ 〉、 ∨ / ゝァ‐ } くrー! 入 } . .\ V二ニ〈 { / \ }∨ \∧ . . ヽ , } ン′ ヽ| ¨ヽ . .. ノ ヘ_/ ヽ { \ 8//~′ } _ `ヽ、__ __/ `ヽ_// 〃 / \  ̄/ /`===彳 r′ __ヽ { } j、 l く ハ /-- ――‐イ 〉 400 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/01/27(日) 22 29 01.64 ID Mfbr7B940 ! l l l ll l l l ヽ ヘヽ ヽ ヽ ヽ ヽ \ \ i l i ! ll l l .l ヽ ヘヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ. \ , ! l i l .ll l l i ヽ ヘ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ??? , , l l l .ll l l l 丶 ヽ ヘ ヽ ヽ ヽ ヽ.ヽ、,_ ヽ、 , , l l , ll. .l .l l ヽ ヽ ヘ ヽ ヽ ヽ 、 .` ヽ、>、 , , ト-亅 \ヽ .ヽ l ヽ ヽ ヽ ヘ 、ヽ ヽ、、_ ヾ_>、、\ , , ヽ ´` ‐-、i \ , ,ヽ l ヽ ヽ ヽ .| ´` ‐-、,__`<ヽ_,.、ニi― 「なぜ服を脱ぐ! \ ヽ , ,ヽ ´`i‐-、,ヽ.\. ヽ ヽ、ヽ l _、‐>-‐,7 l 貴様、雇用契約を破棄するぞ!」 \ ヽ, ハ `、 .` ー ` ‐、\ \ ヽ! |_,,孑弋~´` イ \ ゝ i ヽ ´ ‐--‐ ´ `ヽ,\ \ ヽ ! / ´ -‐ ´ \ヘ\ i ヽ_______、丶 ??\ ヽ, レ_______/ \ ヽ、 , ヽ!`ヽ、 . ,,?l ,、- ´ヽ .「ヽヽ i| \ ? , ! _,.、-‐ _,.、- ´ \ , ´ il| \? , | 丶 ,ill| ` ? ?| 丶 l| | \ 、,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,--、 ?| \ , -、,,,,,,,,,,,,,,,,,,、、、-ー| ?| \ ,、-‐ァ_,.____ | | \ V´´ ?`ヽv? /| \ , / / | \ 人‐-=二=-‐ァ7 / , 411 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/01/27(日) 22 31 41.28 ID Mfbr7B940 _, ―――― 、 , ‐ \ , . . .\ l l ヘ . ヽ | l ハ | i |ヘヽ ヽ ヘ ヘ ! |L-イ十ト-ヽ | .斗--マ | | ヽ |ヘ /_{ヽ ヽゝ_」\ ヘ| | | ヽ\ ヽヤイr=ミ ヽイ二ヾ、 }/ | ゝヘⅥ ハュリ 辷リ / / / / | `ー , `ー / / / | | / . . / 「セト様……」 ∧ | ヽ o / / / | | > .,イ / . / { ∧ | / ̄ | ` - ´/〃/ / ! { ヘリ__, -‐| {/ / / / ̄`ーrr―ヘ{ /‐ - ‐/ // / /二二ス__入/ } イ ̄`ーr――-、 / / ーニニ7 Ⅳヘ \ { ヽ / Ⅳ `―、ノ ヘ ヘ | / / { スヘノ } \/ | | /. │ ,,イ / | | | {/{ ムイ/ / , ヽ / | ヘ | ヘ ∨{ /ーr―- ヽ / / ヘ | \ ヽl/ | ,  ̄ ̄`ヽ ` 、 _ / / ヘ . /|ヽ o7 | ヽ/ / `ー=rz/ / / / { | \0/ l 入/ / 7\ / |―――、/ { ∨ / | / / `イ く ̄`マ―‐/ \/ / /´ \;;{/ /;;; , 「イ |.\/ /ヘく―‐ } / /´ | | || │ / / \ヾ‐ | 420 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/01/27(日) 22 35 00.57 ID Mfbr7B940 __ _, ´ `丶、 / \ / , / / / ヽ `ヽヽ l l j __ // ,イ 、ハヽ }! ハ l l 「 j_从7ヽハ !七大 ` } リ }/ ガチャ | l Vf゙仡圷/ jl ノィアト、ヘ// / j l l V_ ソ ´ V リ /jイノ 「ただいま、セ……ト…… , ハ ヘ. ` , l ! …………」 / / l ヽ ー ‐ .厶 |ハ // ∧ 弋ト 、 __ , r<7 l ヽ / / / ∧ Vー、 Kヽ{ ヽ ヽ / /./ /¨} ,__∧_j_l ハ \ }/ ,′ l { / / / ヾ ☆Y ハ X { V r / / \__j 入xぅ/ \ ヽ l { / / V //∠ , } ! j/ / ! ∧V _二} ヽ / / / { 〈 l / | j/ -ーソ ノ / / / |ヽ \ l /∠/j rテ 〃 ( ヽ , . / / 、__jノ ∧{ / ,/ { _/ ハ `ー彡 / 〃 、__ > / ;> ´ /! ∨ヘ ヾ \ < _ ヽ {{ =ァ 彡< / { く{ ヽ ヽ ユ=― ´ 426 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/01/27(日) 22 36 22.61 ID Mfbr7B940 _, ―――― 、 , ‐ \ , . . .\ l l ヘ . ヽ | l ハ | i |ヘヽ ヽ ヘ ヘ ! |L-イ十ト-ヽ | .斗--マ | | ヽ |ヘ /_{ヽ ヽゝ_」\ ヘ| | | ヽ\ ヽヤイr=ミ ヽイ二ヾ、 }/ | ゝヘⅥ ハュリ 辷リ / / / / | `ー , `ー / / / | | / . . / 「…………」 ∧ | ヽ o / / / | | > .,イ / . / { ∧ | / ̄ | ` - ´/〃/ / ! { ヘリ__, -‐| {/ / / / ̄`ーrr―ヘ{ /‐ - ‐/ // / /二二ス__入/ } イ ̄`ーr――-、 / / ーニニ7 Ⅳヘ \ { ヽ / Ⅳ `―、ノ ヘ ヘ | / / { スヘノ } \/ | | /. │ ,,イ / | | | {/{ ムイ/ / , ヽ / | ヘ | ヘ ∨{ /ーr―- ヽ / / ヘ | \ ヽl/ | ,  ̄ ̄`ヽ ` 、 _ / / ヘ . /|ヽ o7 | ヽ/ / `ー=rz/ / / / { | \0/ l 入/ / 7\ / |―――、/ { ∨ / | / / `イ く ̄`マ―‐/ \/ / /´ \;;{/ /;;; , 「イ |.\/ /ヘく―‐ } / /´ | | || │ / / \ヾ‐ | . / / / ,|. /| || ヘ/ o O.| ヘ く 前へ 次へ
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/887.html
早朝、ルイズ達はアルビオンに向かう準備をしています するとギーシュが提案しました 「僕の使い魔を連れて行きたいんだ」 地面から大きなモグラ、ジャイアントモールが出てきます ギーシュは「僕の可愛いヴェルダンデ!」と抱きつきます 可愛いかどうかは見る人が見れば可愛いのでしょう ですが地中をかなりの速度で掘り進めるヴェルダンデとはいえ行き先は空中に浮かぶアルビオン 即座にルイズから却下されます 却下したときヴェルダンデは少し鼻を嗅いですぐにルイズを押し倒しました 「ちょ、ちょっと! 何なのよこのモグラ!?」 ルイズは身体をモグラの鼻で突き回され、地面をのたうちスカートが乱れたりします 「いやぁ、巨大モグラと戯れる美少女ってのは、ある意味官能的だな」 「・・・なにをやってるんですか」 途中まで見ていたドッピオがヴェルダンデを止めにかかります ですがジャイアントモールの力は強くキングクリムゾンのパワーでないと止めれませんでした ヴェルダンデの目線はルイズの一部分に釘付けでその目先を見たギーシュがこう言いました 「なるほど指輪か。ヴェルダンデは宝石が大好きだからね。 よく貴重な鉱石や宝石を僕のために見つけてきてくれるんだ」 「なるほど『土』系統のメイジには役立つ使い魔ってことですか・・・あ!」 押して勝てないと悟ったヴェルダンデはすぐさま地中をもぐってルイズの前に現れます また押し倒そうとしたその時、一陣の風が舞い上がりヴェルダンデを吹き飛ばしました 「なっ、何をするだァ――――ッ! 許さん!」 ギーシュが杖を抜いてわめきます。怒りのあまり言語が田舎臭くなっています ドッピオは瞬時にエピタフを発動し『敵』ではないことを判断しました 羽根帽子の男は一礼をして名乗ります 「僕は敵じゃない。姫殿下より、君達に同行する事を命じられた者だ 君達だけではやはり心許ないらしい。しかしお忍びの任務であるゆえ、一部隊をつける訳にもいかぬ。 そこで僕が指名されたって訳だ」 帽子を取ったその男は自分達より十歳は年上と思われるダンディな髭の男でした 「女王陛下の魔法衛士隊、グリフォン隊隊長、ワルド子爵だ。 すまない・・・婚約者がモグラに襲われているのを見て見ぬフリはできなくてね」 「・・・婚約者?」 ドッピオは疑いの眼差しでワルドと、ルイズを見くらべます ルイズは確か十六歳のはずだ。まあこの世界なら婚約者というものがあってもいいかもしれません だがワルドはどう見ても十歳くらい年上です。ロリコンか、ヴァリエール公爵家の家名目当てか ドッピオはなんとなく後者・・・何らかのモノがほしいために婚約しているように思えました 何せそのワルドの顔がかつてのボスのように仮面を被った様な顔なのですから ルイズは感動の再会を楽しんだ後、ドッピオとギーシュを紹介しました ワルドは最初、使い魔が人間ということに少々驚いていたようですがそのようなことなど気にしないようでした (・・・この程度なら化けの皮は剥がれない・・・か) ドッピオのみがワルドに対し疑念を抱く中、彼らはアルビオンへと旅立つ事になりました ちなみにヴェルダンデは「行き先はアルビオンだから」という理由で結局置いてく事に ギーシュは本当に別れを惜しんでいましたがその後 「・・・地中を掘ってるなら途中までばれない・・・」 と呟き、出発しました。いたはずのヴェルダンデはどこかに消えていました さて、一行は各自の移動手段を持って急いでいます ルイズとワルドは一つのグリフォンに乗っています。ギーシュとドッピオは学院の馬に 道中、ワルドはルイズに甘いささやきを繰り返します ギーシュは確実に数日かかるということに「ああ、モンモランシー。君に数日も会えないなんて・・・」などと言っています ルイズはワルドの甘いささやきを聞きながら、チラリ、チラリと後ろを見ています 見ているのは大げさな演技をして笑いを取ろうとしているギーシュ・・・ではなくドッピオのほうです ドッピオは無言で馬に乗っています どうやら慣れていないようで自分の能力を使っているようですがルイズには分かりません 自分に対して反応の無さが、ちょっと癪に障る。理由は解りませんが 「やけに後ろを気にするね。まさか、どちらかが君の恋人かい?」 ワルドは笑いながら、しかし真剣な眼差しで言っているようです 「こ、恋人なんかじゃないわ」 「そうか、ならよかった。婚約者に恋人がいるなんて聞いたらショックで死んでしまう」 「で、でも・・・親が決めた事だし」 「おや? 僕の小さなルイズ、僕の事が嫌いになったのかい?」 「・・・嫌いな訳ないじゃない」 ワルドは憧れの人 幼い日、婚約の正しい意味を知らなくとも、彼がずっと一緒にいてくれると思って、嬉しく思っていました 今ならその意味が解り、結婚という意味も解っています アンリエッタの政略結婚とは違う自分達の結婚を ですがルイズは何だかとっても複雑な気持ちになりました いざ結婚となるとどうしても気持ちが違うような気がしてならなかったのです (私は・・・ワルドのことが・・・) 好きか嫌いか、どちらと言われると好きなのでしょう 結婚するのかしないのか、好きなのに結婚が純粋に望めない (・・・今は姫の任務の遂行。ワルドのことは後回しよ!) 自分自身に対する疑念を考えるうちに港町ラ・ローシェルに到着しました ラ・ローシェルは峡谷に挟まれるようにあり岸壁を彫刻のように彫った建物が多数見受けられます おそらく土のメイジが作ったのでしょう。しかし港町なのになぜこんな山地にあるのでしょう 疑惑を持ったドッピオは空を見上げます 「・・・なるほど、空の港と言うわけですか」 それは船でした。空中に浮かぶその船はまさに圧巻 (ヴェルダンデがいけないと言う事はアルビオンは空にあるわけですか) 一行はラ・ローシェルで一番上等な『女神の杵』という宿に入った瞬間 「ハァ~イ、遅かったじゃない」 「きゅ、キュルケ!? 何であんたがここにいるのよ!」 と、いきなりの歓迎を受けました 一階は食堂になっていて、タバサもキュルケと同じテーブルで本を読んでいます キュルケはいきなりワルドににじり寄り 「お髭が素敵よ。あなた、情熱はご存知?」 当のワルドはキュルケを拒絶するように左手で押しやりました 「婚約者が誤解するといけないので、これ以上近づかないでくれたまえ」 そう言ってルイズを見るワルド。視線に気づきつまらなそうな顔をするキュルケ 「婚約者?あんたが?・・・ドッピオー!あなたを追いかけてきたのよ!」 「見事な対応変換だね」 「うるさいわよ。ギーシュ」 即座に矛先を変えてキュルケはドッピオの腕にしがみついてきます いくら追い払ってもやめないことは分かっていますがそれでも一応の望みをかけて追い払います 「ひとまず離れてください・・・大体何で貴女がここに・・・」 キュルケは簡潔に答えてくれました どうやら自分達が出かけるのが見つけたためタバサに頼んでシルフィードで送ってきてもらったようで その本人、タバサもこちらの行動に興味があったようで不満の色は見せていません 船について出来ることがないので宿屋の食堂でドッピオ達がくつろいでいると桟橋へ乗船交渉へ行ったワルドとルイズが帰ってきました 「アルビオン行きの船は明後日にならないと出ないらしい」 仕方ないからそれまでの間この街で時間を潰す事となり、早速ではあるが宿の部屋割りがワルドによって決定され鍵を渡されました キュルケとタバサが同室。ドッピオとギーシュも同室。ルイズとワルドは同室 婚約者だから当然ではあるがルイズはかなり動揺の様子 そしてその夜、ルイズとワルドは同じ部屋へと消えていきました 食堂ではギーシュが自棄酒を飲んでいました 「モンモランシー・・・ケティのことは誤解だって言ってるのに聞いてくれないんだよ?」 「はあ・・・」 ドッピオはその自棄酒に付き合っています。ちなみに肉体年齢ならもうとっくに三十路を過ぎているので酒は飲んでも大丈夫 キュルケはどうしたものかしらと思いつつワインを飲み、タバサは見かけによらず大食いなのか食事を続けています 「しかし、まさかルイズに婚約者がいたとはなぁ……」 「あら、ルイズにも手を出そうとしてるのかしら?」 ギーシュの呟きに乗ってきたのはキュルケ一人でした 「やれやれ、何でそういう勘違いをするかな。単純に驚いただけだよ。 それにしてもルイズにはできすぎた婚約者だな。 女王陛下の魔法衛士隊でグリフォン隊隊長……憧れるよ」 「でもあんな髭ヅラのおじさん、私ならお断りよ」 ここまでルイズ達を追いかけてきた最初の行動はすっかり忘却の彼方らしい。 「まっ、確かに年上すぎるかな。何歳なんだろうね? 三十には届いてないようだが」 「殿方っていうのはね、ドッピオくらいの年齢が丁度いいのよ 青春の真っ盛り、尤も自分が輝くときが一番良いに決まってるじゃない」 「まあ確かに。でもルイズは年齢より幼く見えるからなぁ」 「・・・・・・」 「あら?ドッピオ、もしかして寝てる?」 「酔いが回ったようだね。まったくこのくらいの酒で目を回すなんて情けない」 ちなみに飲んだ量はワイン一本程度です 結局、自棄酒はギーシュがドッピオを部屋に運ぶということで終了し キュルケと食事を終えたタバサも眠りに付くことで任務一日目を終えるのでした
https://w.atwiki.jp/shachozero/pages/73.html
社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg2008/02/02(土) 20 02 32.79 ID o4E+Z4Aq0 第十話 ~受け継がれし力 後編~ 『タルブの村』 ,. -‐ 、. /  ̄`~` ‐ 、 / ` ` ‐、 / `‐、 / \ , \ / ! \ / l ! | i . / , │ l l ! | │ 「ふぅん。ここが貴様の故郷か / /./ | │ l 、 | | | , | .l ! なるほど、確かに文明のかけらも感じられん田舎だな」 . / / /l ! l | | | \ !|l | / | | ! / / ./ ! | l l | | ヽ. ヽ\ \ ヽ. ヽ. |│/ヽ| ! l ! ` ‐ 、| l ヽ. ヽ.ヽ. ! l\\`‐、ヽ、\ヽ.| レ /ヽヽl ! ! . `‐、| 、ト、__\ 、 ヽ. l トーz、-‐ラ フヽ!|!/_,ゝヽ }. |│ \ヽl\`ー ヽ、\ヽ ∨ー`‐← ||!-、-、 /! |│ ヽト. ´ ̄ジヽN` -ゝ |! リ /|.| | | ! \ _iー | |.| | | |\. \ r‐== ヲ |  ̄`~` ‐ - 、 | ` ー-ヽ、 V r -‐ / .| | | `‐、 `ー- ./| , -.、 | | `‐、 / .| { {lll}} f{! _ _,,. 、-‐ | `エ´-─ー| ` ー ゞ ´ ヽ` ー- |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/02/02(土) 20 05 57.05 ID o4E+Z4Aq0 __// __ヾ==-、 f ´ ̄ , ´ `ヽ l | / / \ ∧/ / 〃 ;.イ/l } , ヽ l { l /__ / / /_/ /j / } | l レ/,,∠`/ /∠/メ// / l ! | 伐_j f以ヽ彡イ 「あはは、でも綺麗でしょう? ヽ ! i V;;リ {;;リ 〃 | 田舎だけどのどかでとてもいいところなんですよ Vl | { l あ、セトさまこちらです。私の家に案内いたします」 l ! l 、 ー .イ , __ 厂 ̄ ¨ヽ \ !-j> _ ィ<、 / ヽ `ート 、_r _\ヽ |,_ ̄ヘ二´¨l_ハ / ./゙ヽ /⌒く/ ヽ∠ヽ「j|`~/ //ヽ `∨ / } l l } Ⅵ ヽ 〉、 ∨ / ゝァ‐ } くrー! 入 } . .\ V二ニ〈 { / \ }∨ \∧ . . ヽ , } ン′ ヽ| ¨ヽ . .. ノ ヘ_/ ヽ { \ 8//~′ } _ `ヽ、__ __/ `ヽ_// 〃 / \  ̄/ /`===彳 r′ __ヽ { } j、 l く ハ /-- ――‐イ 〉 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/02/02(土) 20 12 04.37 ID o4E+Z4Aq0 『シエスタ宅』 ,. -‐ 、. /  ̄`~` ‐ 、 / ` ` ‐、 / `‐、 / \ , \ / ! \ / l ! | i . / , │ l l ! | │ 「狭い家だ。下手をすれば凡骨の部屋よりも小さいではないか」 / /./ | │ l 、 | | | , | .l ! . / / /l ! l | | | \ !|l | / | | ! / / ./ ! | l l | | ヽ. ヽ\ \ ヽ. ヽ. |│/ヽ| ! l ! ` ‐ 、| l ヽ. ヽ.ヽ. ! l\\`‐、ヽ、\ヽ.| レ /ヽヽl ! ! . `‐、| 、ト、__\ 、 ヽ. l トーz、-‐ラ フヽ!|!/_,ゝヽ }. |│ \ヽl\`ー ヽ、\ヽ ∨ー`‐← ||!-、-、 /! |│ ヽト. ´ ̄ジヽN` -ゝ |! リ /|.| | | ! \ _iー | |.| | | |\. \ r‐== ヲ |  ̄`~` ‐ - 、 | ` ー-ヽ、 V r -‐ / .| | | `‐、 `ー- ./| , -.、 | | `‐、 / .| { {lll}} f{! _ _,,. 、-‐ | `エ´-─ー| ` ー ゞ ´ ヽ` ー- |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/02/02(土) 20 17 56.12 ID o4E+Z4Aq0 __// __ヾ==-、 f ´ ̄ , ´ `ヽ l | / / \ ∧/ / 〃 ;.イ/l } , ヽ l { l /__ / / /_/ /j / } | l レ/,,∠`/ /∠/メ// / l ! | 伐_j f以ヽ彡イ 「もう、貴族の方と一緒にしないでください ヽ ! i V;;リ {;;リ 〃 | 私からすればあちらの部屋がおかしいんです Vl | { l でも、この家が狭いということはセトさまのご実家は大きいんですか?」 l ! l 、 ー .イ , __ 厂 ̄ ¨ヽ \ !-j> _ ィ<、 / ヽ `ート 、_r _\ヽ |,_ ̄ヘ二´¨l_ハ / ./゙ヽ /⌒く/ ヽ∠ヽ「j|`~/ //ヽ `∨ / } l l } Ⅵ ヽ 〉、 ∨ / ゝァ‐ } くrー! 入 } . .\ V二ニ〈 { / \ }∨ \∧ . . ヽ , } ン′ ヽ| ¨ヽ . .. ノ ヘ_/ ヽ { \ 8//~′ } _ `ヽ、__ __/ `ヽ_// 〃 / \  ̄/ /`===彳 r′ __ヽ { } j、 l く ハ /-- ――‐イ 〉 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/02/02(土) 20 22 45.35 ID o4E+Z4Aq0 ,. -‐ 、. /  ̄`~` ‐ 、 / ` ` ‐、 / `‐、 / \ , \ / ! \ / l ! | i . / , │ l l ! | │ 「ふぅん。この家など比べ物にならんな」 / /./ | │ l 、 | | | , | .l ! . / / /l ! l | | | \ !|l | / | | ! / / ./ ! | l l | | ヽ. ヽ\ \ ヽ. ヽ. |│/ヽ| ! l ! ` ‐ 、| l ヽ. ヽ.ヽ. ! l\\`‐、ヽ、\ヽ.| レ /ヽヽl ! ! . `‐、| 、ト、__\ 、 ヽ. l トーz、-‐ラ フヽ!|!/_,ゝヽ }. |│ \ヽl\`ー ヽ、\ヽ ∨ー`‐← ||!-、-、 /! |│ ヽト. ´ ̄ジヽN` -ゝ |! リ /|.| | | ! \ _iー | |.| | | |\. \ r‐== ヲ |  ̄`~` ‐ - 、 | ` ー-ヽ、 V r -‐ / .| | | `‐、 `ー- ./| , -.、 | | `‐、 / .| { {lll}} f{! _ _,,. 、-‐ | `エ´-─ー| ` ー ゞ ´ ヽ` ー- |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/02/02(土) 20 27 44.10 ID o4E+Z4Aq0 __// __ヾ==-、 f ´ ̄ , ´ `ヽ l | / / \ ∧/ / 〃 ;.イ/l } , ヽ l { l /__ / / /_/ /j / } | l レ/,,∠`/ /∠/メ// / l ! | 伐_j f以ヽ彡イ 「羨ましいです。セトさまが平民に見えないのは ヽ ! i V;;リ {;;リ 〃 | その当たりも関係してるのかしら」 Vl | { l l ! l 、 ー .イ , __ 厂 ̄ ¨ヽ \ !-j> _ ィ<、 / ヽ `ート 、_r _\ヽ |,_ ̄ヘ二´¨l_ハ / ./゙ヽ /⌒く/ ヽ∠ヽ「j|`~/ //ヽ `∨ / } l l } Ⅵ ヽ 〉、 ∨ / ゝァ‐ } くrー! 入 } . .\ V二ニ〈 { / \ }∨ \∧ . . ヽ , } ン′ ヽ| ¨ヽ . .. ノ ヘ_/ ヽ { \ 8//~′ } _ `ヽ、__ __/ `ヽ_// 〃 / \  ̄/ /`===彳 r′ __ヽ { } j、 l く ハ /-- ――‐イ 〉 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/02/02(土) 20 31 02.85 ID o4E+Z4Aq0 ,. -‐ 、. /  ̄`~` ‐ 、 / ` ` ‐、 / `‐、 / \ , \ / ! \ / l ! | i . / , │ l l ! | │ 「前にも言ったろう / /./ | │ l 、 | | | , | .l ! 平民や貴族などというくだらんものにこだわるなと . / / /l ! l | | | \ !|l | / | | ! 問題なのは貴様自身の心のあり方だ」 / / ./ ! | l l | | ヽ. ヽ\ \ ヽ. ヽ. |│/ヽ| ! l ! ` ‐ 、| l ヽ. ヽ.ヽ. ! l\\`‐、ヽ、\ヽ.| レ /ヽヽl ! ! . `‐、| 、ト、__\ 、 ヽ. l トーz、-‐ラ フヽ!|!/_,ゝヽ }. |│ \ヽl\`ー ヽ、\ヽ ∨ー`‐← ||!-、-、 /! |│ ヽト. ´ ̄ジヽN` -ゝ |! リ /|.| | | ! \ _iー | |.| | | |\. \ r‐== ヲ |  ̄`~` ‐ - 、 | ` ー-ヽ、 V r -‐ / .| | | `‐、 `ー- ./| , -.、 | | `‐、 / .| { {lll}} f{! _ _,,. 、-‐ | `エ´-─ー| ` ー ゞ ´ ヽ` ー- |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/02/02(土) 20 34 28.44 ID o4E+Z4Aq0 __// __ヾ==-、 f ´ ̄ , ´ `ヽ l | / / \ ∧/ / 〃 ;.イ/l } , ヽ l { l /__ / / /_/ /j / } | l レ/,,∠`/ /∠/メ// / l ! | 伐_j f以ヽ彡イ 「あは、なんだか懐かしいです ヽ ! i V;;リ {;;リ 〃 | 私がセトさまに助けてもらったときのこと、思い出しました Vl | { l あのときからセトさまは貴族や平民なんて関係なく私を助けてくださいましたね」 l ! l 、 ー .イ , __ 厂 ̄ ¨ヽ \ !-j> _ ィ<、 / ヽ `ート 、_r _\ヽ |,_ ̄ヘ二´¨l_ハ / ./゙ヽ /⌒く/ ヽ∠ヽ「j|`~/ //ヽ `∨ / } l l } Ⅵ ヽ 〉、 ∨ / ゝァ‐ } くrー! 入 } . .\ V二ニ〈 { / \ }∨ \∧ . . ヽ , } ン′ ヽ| ¨ヽ . .. ノ ヘ_/ ヽ { \ 8//~′ } _ `ヽ、__ __/ `ヽ_// 〃 / \  ̄/ /`===彳 r′ __ヽ { } j、 l く ハ /-- ――‐イ 〉 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/02/02(土) 20 35 57.26 ID o4E+Z4Aq0 ,. -‐ 、. /  ̄`~` ‐ 、 / ` ` ‐、 / `‐、 / \ , \ / ! \ / l ! | i . / , │ l l ! | │ 「ふぅん。馬の骨が気に入らなかっただけだ」 / /./ | │ l 、 | | | , | .l ! . / / /l ! l | | | \ !|l | / | | ! / / ./ ! | l l | | ヽ. ヽ\ \ ヽ. ヽ. |│/ヽ| ! l ! ` ‐ 、| l ヽ. ヽ.ヽ. ! l\\`‐、ヽ、\ヽ.| レ /ヽヽl ! ! . `‐、| 、ト、__\ 、 ヽ. l トーz、-‐ラ フヽ!|!/_,ゝヽ }. |│ \ヽl\`ー ヽ、\ヽ ∨ー`‐← ||!-、-、 /! |│ ヽト. ´ ̄ジヽN` -ゝ |! リ /|.| | | ! \ _iー | |.| | | |\. \ r‐== ヲ |  ̄`~` ‐ - 、 | ` ー-ヽ、 V r -‐ / .| | | `‐、 `ー- ./| , -.、 | | `‐、 / .| { {lll}} f{! _ _,,. 、-‐ | `エ´-─ー| ` ー ゞ ´ ヽ` ー- |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/02/02(土) 20 39 08.09 ID o4E+Z4Aq0 __// __ヾ==-、 f ´ ̄ , ´ `ヽ l | / / \ ∧/ / 〃 ;.イ/l } , ヽ l { l /__ / / /_/ /j / } | l レ/,,∠`/ /∠/メ// / l ! | 伐_j f以ヽ彡イ 「それでも私を助けてくださったことには変わりありません ヽ ! i V;;リ {;;リ 〃 | そうだ、セトさま。セトさまはカードにお詳しいのですか?」 Vl | { l l ! l 、 ー .イ , __ 厂 ̄ ¨ヽ \ !-j> _ ィ<、 / ヽ `ート 、_r _\ヽ |,_ ̄ヘ二´¨l_ハ / ./゙ヽ /⌒く/ ヽ∠ヽ「j|`~/ //ヽ `∨ / } l l } Ⅵ ヽ 〉、 ∨ / ゝァ‐ } くrー! 入 } . .\ V二ニ〈 { / \ }∨ \∧ . . ヽ , } ン′ ヽ| ¨ヽ . .. ノ ヘ_/ ヽ { \ 8//~′ } _ `ヽ、__ __/ `ヽ_// 〃 / \  ̄/ /`===彳 r′ __ヽ { } j、 l く ハ /-- ――‐イ 〉 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/02/02(土) 20 40 52.28 ID o4E+Z4Aq0 ,. -‐ 、. /  ̄`~` ‐ 、 / ` ` ‐、 / `‐、 / \ , \ / ! \ / l ! | i . / , │ l l ! | │ 「俺の世界のものならな / /./ | │ l 、 | | | , | .l ! 中でもデュエルモンスターズならば俺の知らぬカードはない」 . / / /l ! l | | | \ !|l | / | | ! / / ./ ! | l l | | ヽ. ヽ\ \ ヽ. ヽ. |│/ヽ| ! l ! ` ‐ 、| l ヽ. ヽ.ヽ. ! l\\`‐、ヽ、\ヽ.| レ /ヽヽl ! ! . `‐、| 、ト、__\ 、 ヽ. l トーz、-‐ラ フヽ!|!/_,ゝヽ }. |│ \ヽl\`ー ヽ、\ヽ ∨ー`‐← ||!-、-、 /! |│ ヽト. ´ ̄ジヽN` -ゝ |! リ /|.| | | ! \ _iー | |.| | | |\. \ r‐== ヲ |  ̄`~` ‐ - 、 | ` ー-ヽ、 V r -‐ / .| | | `‐、 `ー- ./| , -.、 | | `‐、 / .| { {lll}} f{! _ _,,. 、-‐ | `エ´-─ー| ` ー ゞ ´ ヽ` ー- |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/02/02(土) 20 43 29.62 ID o4E+Z4Aq0 __// __ヾ==-、 f ´ ̄ , ´ `ヽ l | / / \ ∧/ / 〃 ;.イ/l } , ヽ l { l /__ / / /_/ /j / } | l レ/,,∠`/ /∠/メ// / l ! | 伐_j f以ヽ彡イ 「そうですか……あの、その、よかったら見てもらいたいカードがあるんです ヽ ! i V;;リ {;;リ 〃 | いえ、本当にカードかどうかもわからないんですけど Vl | { l 異国の文字で書かれていて、どんなものかさっぱりわからなくて」 l ! l 、 ー .イ , __ 厂 ̄ ¨ヽ \ !-j> _ ィ<、 / ヽ `ート 、_r _\ヽ |,_ ̄ヘ二´¨l_ハ / ./゙ヽ /⌒く/ ヽ∠ヽ「j|`~/ //ヽ `∨ / } l l } Ⅵ ヽ 〉、 ∨ / ゝァ‐ } くrー! 入 } . .\ V二ニ〈 { / \ }∨ \∧ . . ヽ , } ン′ ヽ| ¨ヽ . .. ノ ヘ_/ ヽ { \ 8//~′ } _ `ヽ、__ __/ `ヽ_// 〃 / \  ̄/ /`===彳 r′ __ヽ { } j、 l く ハ /-- ――‐イ 〉 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/02/02(土) 20 47 37.30 ID o4E+Z4Aq0 ,. -‐ 、. /  ̄`~` ‐ 、 / ` ` ‐、 / `‐、 / \ , \ / ! \ / l ! | i . / , │ l l ! | │ 「かまわん。見せてみろ」 / /./ | │ l 、 | | | , | .l ! . / / /l ! l | | | \ !|l | / | | ! / / ./ ! | l l | | ヽ. ヽ\ \ ヽ. ヽ. |│/ヽ| ! l ! ` ‐ 、| l ヽ. ヽ.ヽ. ! l\\`‐、ヽ、\ヽ.| レ /ヽヽl ! ! . `‐、| 、ト、__\ 、 ヽ. l トーz、-‐ラ フヽ!|!/_,ゝヽ }. |│ \ヽl\`ー ヽ、\ヽ ∨ー`‐← ||!-、-、 /! |│ ヽト. ´ ̄ジヽN` -ゝ |! リ /|.| | | ! \ _iー | |.| | | |\. \ r‐== ヲ |  ̄`~` ‐ - 、 | ` ー-ヽ、 V r -‐ / .| | | `‐、 `ー- ./| , -.、 | | `‐、 / .| { {lll}} f{! _ _,,. 、-‐ | `エ´-─ー| ` ー ゞ ´ ヽ` ー- |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/02/02(土) 20 54 00.71 ID o4E+Z4Aq0 __// __ヾ==-、 f ´ ̄ , ´ `ヽ l | / / \ ∧/ / 〃 ;.イ/l } , ヽ l { l /__ / / /_/ /j / } | l レ/,,∠`/ /∠/メ// / l ! | 伐_j f以ヽ彡イ 「ありがとうございます! ヽ ! i V;;リ {;;リ 〃 | ひいおじいちゃんの形見なんですけど Vl | { l 今まで誰もわからなかったから気になってたんです l ! l 、 ー .イ , __ ちょっと待っててくださいね、すぐに探してきます」 厂 ̄ ¨ヽ \ !-j> _ ィ<、 / ヽ `ート 、_r _\ヽ |,_ ̄ヘ二´¨l_ハ / ./゙ヽ /⌒く/ ヽ∠ヽ「j|`~/ //ヽ `∨ / } l l } Ⅵ ヽ 〉、 ∨ / ゝァ‐ } くrー! 入 } . .\ V二ニ〈 { / \ }∨ \∧ . . ヽ , } ン′ ヽ| ¨ヽ . .. ノ ヘ_/ ヽ { \ 8//~′ } _ `ヽ、__ __/ `ヽ_// 〃 / \  ̄/ /`===彳 r′ __ヽ { } j、 l く ハ /-- ――‐イ 〉 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/02/02(土) 20 56 57.44 ID o4E+Z4Aq0 ~しばらくして~ __// __ヾ==-、 f ´ ̄ , ´ `ヽ l | / / \ ∧/ / 〃 ;.イ/l } , ヽ l { l /__ / / /_/ /j / } | l レ/,,∠`/ /∠/メ// / l ! | 伐_j f以ヽ彡イ 「これです。だいぶ古いものだから汚れちゃってますけど……」 ヽ ! i V;;リ {;;リ 〃 | Vl | { l l ! l 、 ー .イ , __ 厂 ̄ ¨ヽ \ !-j> _ ィ<、 / ヽ `ート 、_r _\ヽ |,_ ̄ヘ二´¨l_ハ / ./゙ヽ /⌒く/ ヽ∠ヽ「j|`~/ //ヽ `∨ / } l l } Ⅵ ヽ 〉、 ∨ / ゝァ‐ } くrー! 入 } . .\ V二ニ〈 { / \ }∨ \∧ . . ヽ , } ン′ ヽ| ¨ヽ . .. ノ ヘ_/ ヽ { \ 8//~′ } _ `ヽ、__ __/ `ヽ_// 〃 / \  ̄/ /`===彳 r′ __ヽ { } j、 l く ハ /-- ――‐イ 〉 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/02/02(土) 20 58 53.54 ID o4E+Z4Aq0 ,. ヽ. ヽ l l l l / ヽ. ヽ l l l l / / ヽ. ` 、 ヽ ヽ. レ、l l. l / / 丶、 ` 、 ヽ ヽ / ヘ \ l l / / ` 、_ \. ヽ. ∨ , `丶 \ ! l / ヽ - ニ_ー三>ィヘ、 ヽ ∨、ハ }. 〉j l l 「これは……! ト 、 \ ` 、 丶、  ̄ / j ` 、 ヽ}_」 j /∧. l l メイド、他にカードはなかったか `丶、\ `丶、_`ァハ / ` 、 l!__, / Ⅵ l この二枚だけではないはずだ」 `丶\ゝ、_,イ{j } / ヽl.// ∧ Ⅴ ! `丶、 ヽ ´ Ⅵ ,ヘ ヽ l l ソ‐-、_` 、  ̄´ \ヽ. l. l / `丶 」____\ヽV / |  ̄ ̄ く、 | `丶, _ | `´、_ /| \ ,イ .| ,rf⌒ ┌‐\ ∠.」 ! { | \__/ | _l. 弋_ | 〈 ̄.l l l l l l l j _____j___/______ ____/___\ _ _ \  ̄\. | |. //´ ヽ /´〉 | レ 〈 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/02/02(土) 21 02 36.29 ID o4E+Z4Aq0 ~しばらくして~ __// __ヾ==-、 f ´ ̄ , ´ `ヽ l | / / \ ∧/ / 〃 ;.イ/l } , ヽ l { l /__ / / /_/ /j / } | l レ/,,∠`/ /∠/メ// / l ! | 伐_j f以ヽ彡イ 「は、はい。他にも結構な枚数がありました ヽ ! i V;;リ {;;リ 〃 | ひいおじいちゃんはその二枚をよく見ていたから、それだけでもと思ったんですが…… Vl | { l 他ものもすぐに持ってきます!」 l ! l 、 ー .イ , __ 厂 ̄ ¨ヽ \ !-j> _ ィ<、 / ヽ `ート 、_r _\ヽ |,_ ̄ヘ二´¨l_ハ / ./゙ヽ /⌒く/ ヽ∠ヽ「j|`~/ //ヽ `∨ / } l l } Ⅵ ヽ 〉、 ∨ / ゝァ‐ } くrー! 入 } . .\ V二ニ〈 { / \ }∨ \∧ . . ヽ , } ン′ ヽ| ¨ヽ . .. ノ ヘ_/ ヽ { \ 8//~′ } _ `ヽ、__ __/ `ヽ_// 〃 / \  ̄/ /`===彳 r′ __ヽ { } j、 l く ハ /-- ――‐イ 〉 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/02/02(土) 21 06 30.49 ID o4E+Z4Aq0 __// __ヾ==-、 f ´ ̄ , ´ `ヽ l | / / \ ∧/ / 〃 ;.イ/l } , ヽ l { l /__ / / /_/ /j / } | l レ/,,∠`/ /∠/メ// / l ! | 伐_j f以ヽ彡イ 「たぶん、これで全部です ヽ ! i V;;リ {;;リ 〃 | だいたい四十枚くらいです…… Vl | { l セトさま、わかるだけでもいいので l ! l 、 ー .イ , __ どんなことが書かれているのか教えていただけないでしょうか」 厂 ̄ ¨ヽ \ !-j> _ ィ<、 / ヽ `ート 、_r _\ヽ |,_ ̄ヘ二´¨l_ハ / ./゙ヽ /⌒く/ ヽ∠ヽ「j|`~/ //ヽ `∨ / } l l } Ⅵ ヽ 〉、 ∨ / ゝァ‐ } くrー! 入 } . .\ V二ニ〈 { / \ }∨ \∧ . . ヽ , } ン′ ヽ| ¨ヽ . .. ノ ヘ_/ ヽ { \ 8//~′ } _ `ヽ、__ __/ `ヽ_// 〃 / \  ̄/ /`===彳 r′ __ヽ { } j、 l く ハ /-- ――‐イ 〉 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/02/02(土) 21 12 14.16 ID o4E+Z4Aq0 ,. ヽ. ヽ l l l l / ヽ. ヽ l l l l / / ヽ. ` 、 ヽ ヽ. レ、l l. l / / 丶、 ` 、 ヽ ヽ / ヘ \ l l / / ` 、_ \. ヽ. ∨ , `丶 \ ! l / ヽ - ニ_ー三>ィヘ、 ヽ ∨、ハ }. 〉j l l 「ブラック・マジシャン ト 、 \ ` 、 丶、  ̄ / j ` 、 ヽ}_」 j /∧. l l 攻撃力2500 守備力2100…… `丶、\ `丶、_`ァハ / ` 、 l!__, / Ⅵ l メイド、貴様の曽祖父の名は……?」 `丶\ゝ、_,イ{j } / ヽl.// ∧ Ⅴ ! `丶、 ヽ ´ Ⅵ ,ヘ ヽ l l ソ‐-、_` 、  ̄´ \ヽ. l. l / `丶 」____\ヽV / |  ̄ ̄ く、 | `丶, _ | `´、_ /| \ ,イ .| ,rf⌒ ┌‐\ ∠.」 ! { | \__/ | _l. 弋_ | 〈 ̄.l l l l l l l j _____j___/______ ____/___\ _ _ \  ̄\. | |. //´ ヽ /´〉 | レ 〈 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/02/02(土) 21 13 55.38 ID o4E+Z4Aq0 __// __ヾ==-、 f ´ ̄ , ´ `ヽ l | / / \ ∧/ / 〃 ;.イ/l } , ヽ l { l /__ / / /_/ /j / } | l レ/,,∠`/ /∠/メ// / l ! | 伐_j f以ヽ彡イ 「え? その、『ユーギ』といいます」 ヽ ! i V;;リ {;;リ 〃 | Vl | { l l ! l 、 ー .イ , __ 厂 ̄ ¨ヽ \ !-j> _ ィ<、 / ヽ `ート 、_r _\ヽ |,_ ̄ヘ二´¨l_ハ / ./゙ヽ /⌒く/ ヽ∠ヽ「j|`~/ //ヽ `∨ / } l l } Ⅵ ヽ 〉、 ∨ / ゝァ‐ } くrー! 入 } . .\ V二ニ〈 { / \ }∨ \∧ . . ヽ , } ン′ ヽ| ¨ヽ . .. ノ ヘ_/ ヽ { \ 8//~′ } _ `ヽ、__ __/ `ヽ_// 〃 / \  ̄/ /`===彳 r′ __ヽ { } j、 l く ハ /-- ――‐イ 〉 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/02/02(土) 21 17 44.31 ID o4E+Z4Aq0 ,. ヽ. ヽ l l l l / ヽ. ヽ l l l l / / ヽ. ` 、 ヽ ヽ. レ、l l. l / / 丶、 ` 、 ヽ ヽ / ヘ \ l l / / ` 、_ \. ヽ. ∨ , `丶 \ ! l / ヽ - ニ_ー三>ィヘ、 ヽ ∨、ハ }. 〉j l l 「……このカード以外に ト 、 \ ` 、 丶、  ̄ / j ` 、 ヽ}_」 j /∧. l l 遺したものはなかったか」 `丶、\ `丶、_`ァハ / ` 、 l!__, / Ⅵ l `丶\ゝ、_,イ{j } / ヽl.// ∧ Ⅴ ! `丶、 ヽ ´ Ⅵ ,ヘ ヽ l l ソ‐-、_` 、  ̄´ \ヽ. l. l / `丶 」____\ヽV / |  ̄ ̄ く、 | `丶, _ | `´、_ /| \ ,イ .| ,rf⌒ ┌‐\ ∠.」 ! { | \__/ | _l. 弋_ | 〈 ̄.l l l l l l l j _____j___/______ ____/___\ _ _ \  ̄\. | |. //´ ヽ /´〉 | レ 〈 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/02/02(土) 21 21 25.83 ID o4E+Z4Aq0 __// __ヾ==-、 f ´ ̄ , ´ `ヽ l | / / \ ∧/ / 〃 ;.イ/l } , ヽ l { l /__ / / /_/ /j / } | l レ/,,∠`/ /∠/メ// / l ! | 伐_j f以ヽ彡イ 「えと、そのカードと同じような文字で書かれた遺言状が…… ヽ ! i V;;リ {;;リ 〃 | カードの文字が読めるなら見せてもいいって言われてました Vl | { l ご覧になりますか?」 l ! l 、 ー .イ , __ 厂 ̄ ¨ヽ \ !-j> _ ィ<、 / ヽ `ート 、_r _\ヽ |,_ ̄ヘ二´¨l_ハ / ./゙ヽ /⌒く/ ヽ∠ヽ「j|`~/ //ヽ `∨ / } l l } Ⅵ ヽ 〉、 ∨ / ゝァ‐ } くrー! 入 } . .\ V二ニ〈 { / \ }∨ \∧ . . ヽ , } ン′ ヽ| ¨ヽ . .. ノ ヘ_/ ヽ { \ 8//~′ } _ `ヽ、__ __/ `ヽ_// 〃 / \  ̄/ /`===彳 r′ __ヽ { } j、 l く ハ /-- ――‐イ 〉 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/02/02(土) 21 23 12.83 ID o4E+Z4Aq0 ,. ヽ. ヽ l l l l / ヽ. ヽ l l l l / / ヽ. ` 、 ヽ ヽ. レ、l l. l / / 丶、 ` 、 ヽ ヽ / ヘ \ l l / / ` 、_ \. ヽ. ∨ , `丶 \ ! l / ヽ - ニ_ー三>ィヘ、 ヽ ∨、ハ }. 〉j l l 「もってこい」 ト 、 \ ` 、 丶、  ̄ / j ` 、 ヽ}_」 j /∧. l l `丶、\ `丶、_`ァハ / ` 、 l!__, / Ⅵ l `丶\ゝ、_,イ{j } / ヽl.// ∧ Ⅴ ! `丶、 ヽ ´ Ⅵ ,ヘ ヽ l l ソ‐-、_` 、  ̄´ \ヽ. l. l / `丶 」____\ヽV / |  ̄ ̄ く、 | `丶, _ | `´、_ /| \ ,イ .| ,rf⌒ ┌‐\ ∠.」 ! { | \__/ | _l. 弋_ | 〈 ̄.l l l l l l l j _____j___/______ ____/___\ _ _ \  ̄\. | |. //´ ヽ /´〉 | レ 〈 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/02/02(土) 21 24 26.55 ID o4E+Z4Aq0 __// __ヾ==-、 f ´ ̄ , ´ `ヽ l | / / \ ∧/ / 〃 ;.イ/l } , ヽ l { l /__ / / /_/ /j / } | l レ/,,∠`/ /∠/メ// / l ! | 伐_j f以ヽ彡イ 「わかりました ヽ ! i V;;リ {;;リ 〃 | あの、セトさま、もしかしてひいおじいちゃんと Vl | { l お知り合いだったんですか?」 l ! l 、 ー .イ , __ 厂 ̄ ¨ヽ \ !-j> _ ィ<、 / ヽ `ート 、_r _\ヽ |,_ ̄ヘ二´¨l_ハ / ./゙ヽ /⌒く/ ヽ∠ヽ「j|`~/ //ヽ `∨ / } l l } Ⅵ ヽ 〉、 ∨ / ゝァ‐ } くrー! 入 } . .\ V二ニ〈 { / \ }∨ \∧ . . ヽ , } ン′ ヽ| ¨ヽ . .. ノ ヘ_/ ヽ { \ 8//~′ } _ `ヽ、__ __/ `ヽ_// 〃 / \  ̄/ /`===彳 r′ __ヽ { } j、 l く ハ /-- ――‐イ 〉 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/02/02(土) 21 25 07.42 ID o4E+Z4Aq0 ,. ヽ. ヽ l l l l / ヽ. ヽ l l l l / / ヽ. ` 、 ヽ ヽ. レ、l l. l / / 丶、 ` 、 ヽ ヽ / ヘ \ l l / / ` 、_ \. ヽ. ∨ , `丶 \ ! l / ヽ - ニ_ー三>ィヘ、 ヽ ∨、ハ }. 〉j l l 「ふぅん。我が生涯のライバルだ……」 ト 、 \ ` 、 丶、  ̄ / j ` 、 ヽ}_」 j /∧. l l `丶、\ `丶、_`ァハ / ` 、 l!__, / Ⅵ l `丶\ゝ、_,イ{j } / ヽl.// ∧ Ⅴ ! `丶、 ヽ ´ Ⅵ ,ヘ ヽ l l ソ‐-、_` 、  ̄´ \ヽ. l. l / `丶 」____\ヽV / |  ̄ ̄ く、 | `丶, _ | `´、_ /| \ ,イ .| ,rf⌒ ┌‐\ ∠.」 ! { | \__/ | _l. 弋_ | 〈 ̄.l l l l l l l j _____j___/______ ____/___\ _ _ \  ̄\. | |. //´ ヽ /´〉 | レ 〈
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/45.html
状況はどう見ても不利でした 一つに現状で逃げ切れないこと。二つの荷物(この状況ではルイズはお荷物です)を抱えたまま逃げ切ることは不可能です それに跳躍移動して逃げたとしてもそのときに耐えるのは自分の足です。そう何度も使えるものでもありません もう一つに 「・・・なんですかあれ?反則ですよ・・・」 敵のゴーレムです。やたらでかいゴーレムの肩に本体のロングビル・・・フーケがいます 跳躍を使えばすぐにいけるでしょうが迎撃されるのが落ちです (・・・ボス) そう考えたドッピオの判断は自らのボスに任せることでした 自分が出来ないのが不甲斐無いですが自分では防戦一方でフーケを倒すことは出来ないでしょう 「・・・お願いします・・ボス」 小声でつぶやき、ドッピオは自分の表層意識をディアボロに手渡しました ルイズはその小声を聞き逃しませんでした 言った途端、彼の力が一瞬抜け、すぐに持ち直しました 「・・・貴方」 ドッピオからボスと呼ばれたその人が現れたのです 「・・・・・・」 その人は終始無言で目前の敵をにらんでいました 「・・・学院内で貴族を倒した平民」 魔法を使う貴族を何らかの能力で倒した男。ヴィネガー・ドッピオ 「・・・だけどそいつより厄介な存在」 フーケは学院の騒動を聞きつけギーシュとドッピオの戦いを少々見ていました そして 「・・・雰囲気が変わった。今回も現れたようね」 何らかの能力を使って倒すドッピオ以上に厄介な存在。行動を無効化する男 遠くから観戦していたフーケはなんとなく雰囲気が変わるのが分かりました 「手加減は一切しない。最初から全力で・・・」 先に倒さないとこちらがやられる そう思って彼女は敵に対して全力を出しました フーケは土属性のエキスパート。その攻撃は全てが予想外な攻撃でした まずはゴーレム。コイツが直接攻撃してくるのは予測できましたが速さが機敏でした エピタフの未来予知が無ければ回避できないほど速い攻撃を後ろに跳ぶことでかわしますが 「キング・クリムゾン!」 未来の危険を察知し時を飛ばし回避します。飛ばし終わった後起こったのは蟻地獄でした 「くっ・・」 ディアボロは攻めるに攻められませんでした ゴーレムを壊そうとするも相手は土。攻撃が吸収されてしまうのです 肝心のフーケ本体は肩に依然いますが 「ちょっと!速くバーって倒しなさいよ!!」 この主人が邪魔で上手く攻められないのです はっきり言ってルイズはこの戦いで邪魔でした こうして一緒に戦わないと敵の攻撃がルイズに及ぶからです 戦う前、破壊の杖を取り戻し戻ったときのことを考えるとまずルイズを捕まえるつもりなのでしょう もちろんその程度でこちらが怯む理由にはなりませんがもし主人に何かすると使い魔に影響が及ぶならと考えると 「くそ・・・」 下手に放っておけません。どうするかと考えていると 「・・・ボスでいいのかしら?」 己の主にそう問いかけられました 「・・・ディアボロだ」 どうせこの主に名前を教えて問題ないと考えたディアボロはそう素っ気無く返しました 「それじゃディアボロ。はっきり言っちゃっていいから答えて。私が邪魔?」 「ああ」 気を使う必要が無いと考えたディアボロはすぐに返事を返しました こんな受け答えをしている間にもディアボロは高速で動き回り回避しています 「・・・それは主人が捕まるといけないと思っているから? それとも単に役に立っていないだけ?」 「その両方だ」 きっぱりといいました それでスイッチが入ったのか 「・・・上等じゃない」 ルイズはそう言って 「使い魔に戦いを押し付けてられないわ。私だって戦うわ!」 そうとんでもないことを言い出しました 「バカか?お前がどうやって戦うというのだ」 魔法を使えないルイズに戦う術なんて無い、と思うその考えは 「バカにしないで。気を引くことぐらい出来るわ、その隙を貴方が突いて」 「バカはお前のほうだ!いいか、無謀と愚考はどれ程強行しても叶うことは無い 己を未熟を呪うのならば成長しろ。己の過去に打ち勝ち次に自分が出来る最良のことを考えろ」 ディアボロは怒声を放ちました そこにはルイズの犠牲を前提とした作戦をやめろという彼らしくない考えがありました 「じゃあどうしろって言うの・・・私だって」 「『私だってプライドがある』か?そんなものそこらの犬にでも食わせてしまえ 生き残ればどんなことも出来る。成長して再戦し勝つこともな」 「・・・違うわ。私が言いたいのは」 一呼吸おいてから 「もう、アンタが限界だからそういってるのよ!」 「私が限界・・・?」 そう言われて自分の体を見ると 「なっ・・・」 回避し切れなかった攻撃を喰らいズタズタになった体だった 特に跳躍を混ぜた回避に耐えられなくなった足がもう黒ずんでおり痛みさえも感じなかった 「・・もうこれ以上迷惑はかけられないわ」 そう言ってルイズはディアボロの腕からするりと抜けました 「・・・今度は私が相手よ!」 そんなバカな行動をする主を止めようとして 「・・・?」 自分の足がもう動かないことに気づきました フーケはもはや限界に達した敵を見て最後の止めを刺そうとしました ですが 「・・・今度は私が相手よ!」 そんな彼の主の声にさえぎられました 「・・・正気?貴女ごときが私に敵うとでも?」 「やってみなくちゃわからないわ」 「そう・・・なら」 止めの一撃の対象を変えてフーケは 「その愚行を後悔するのね!」 土のつぶてを使い魔の主にぶつけようとして 「キング・クリムゾン!」 使い魔にさえぎられたのでした ディアボロは自分の主の危機を察知し咄嗟にスタンドを発動させました そして今、千載一遇のチャンスが来たのです (・・・跳躍!) キング・クリムゾンの力で再度跳躍します。狙いはフーケ本体です 攻撃はルイズにあたりますがそれはこの吹き飛ばした空間で無効化できます そして 「終わりだ!!!フーケ!!!」 その杖を破壊しました フーケは自分が愚行を行ったことに気づいていました ただ、使い魔を守ろうとするその主が自分とは違い、認めたくなく、否定しようとその魔法を発動させました 結果、やはり使い魔の男に邪魔をされ、その男が目の前に来ました 瞬間移動としか取れないほどの速さで接近した男は不可視の力を使い自分を倒すでしょう きっと自分は目の前の男に殺されるだろうと死の決心をしました たとえ殺されなかったとしてもこの高さから落ちればそれが決定打になります 「終わりだ!!!フーケ!!!」 終わりの一撃が来ます。そのときに思ったのは (・・・何を思い出しているんだか) 走馬灯でも、ましてや何も考えない無の境地でもなく この男ではないもう一人の男の子の笑顔だった だが、終わりの迎えはこなかった 「・・・え?」 その驚嘆は自分が出したものと気づくまでに少しかかりました 目の前の敵は殺すもせず、殴るもせず、ただ自分を無力化したのです 「・・・なぜ?」 驚嘆の後の疑問それに男は 「・・運が良かったな。ドッピオは少なからず貴様に好意を抱いていたようだ」 とまるで他人事のように答えた。と同時に ドサッ 「な?!」 ディアボロはフーケに倒れ掛かってきました。突然のことに反射的に受け止めたフーケ そのときに男は言葉を言いました。それは 「・・・もう、こんなことをやめてください。ロングビルさん・・・」 さっきの男ではなく、自分にも優しくしてくれた男の子の声だった ゴーレムが消えていく。それは術者のフーケが魔法を使えなくなったからだ。同時に上の二人も落ちていきます もはやそれは反射的な危機対応能力なのか男は女性に抱えられたような状況の中不可視の力を使って着地します 「・・・なぜ」 最後の最後まで自分に優しくしてくれた男の子には疑問しか見出せなかった 「・・・今はドッピオみたい、ね」 その声はこの男の子の主、学院でゼロのルイズと言われている学院生です 「・・・すいません。ルイズさん」 開口言った言葉は謝罪でした 「謝る必要なんてないじゃない!フーケを倒したのよ?」 そのフーケは今、気絶をしている 「それじゃ後はフーケを差し出して」 「ルイズさん・・・ちょっと待ってください」 「え?」 ここでドッピオが止めるとは思わなかったルイズは言葉に反応して足を止めました 「・・・見逃してあげれませんか?」 「あのね、なんで見逃す必要が」 「今回の目的は破壊の杖を取り戻すことですし・・馬車も無いなら連れて帰れるほどの余裕も無いですよ」 一応筋は通っているがドッピオの本心はそこには無かったのです ただ、盗みとかをやめてくれればドッピオは満足だったのですから 「・・・まあ確かにそうね」 ルイズ自身も渋々納得し今日はこれで帰ることとなりました 11へ
https://w.atwiki.jp/shachozero/pages/74.html
社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg2008/02/02(土) 21 33 57.36 ID o4E+Z4Aq0 ~遺言状~ / / ,/ , / / // / / i// ,.イ / ! / / / _,. ‐ / / i / /./ /,. --─ / / // _; / / |_ 、、 r / _; -‐ ,.ニ-; ‐ ア / \ヽ`i` ‐ L ‐ ‐-< ~ / r‐‐ /__,,.. -‐ / ヾ 、lヽ `` ー---‐ =‐-z_、,.ィ / { ~ / 「俺と同じ世界の人間に、この手紙を託す 弋‐゙, \V ヽ、__,..< r ) ,ニ-‐ニ‐ て ` ‐、 ;/ 俺もお前と同じように地球から飛ばされ ヽヽ ∀l))/,イ ヽノ/ヘヾi,C i´‐ヽ、 / この世界にやってきた人間だ }.} 〉!/ij | |/ i,ノミ ノ〉〉ヾ〈 ` ; ‐ _ ……いや、正確には人間ではないのかもしれない」 ,ノ / l.ハ ,/ / ロ/ !| ~ / |゙i ゙i ,ノ / l ‐r;) / _,z ~ | i, ゙,ヽ、_ ,! =+=\ _;二ニ=‐ iヽ ヽ!ヽl \ ,.イ_|.||.|_,. - ‐-ニこ____/ / | \ ヽ.../_,|ニニl i i.! / へ____,. ‐ ,r ⌒ ,、,,./_l ` / || ||ゝ// ,. === / |`/ //iヽ/_,/ -‐ i / rr ‐‐ヽ> 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/02/02(土) 21 38 44.96 ID o4E+Z4Aq0 / / ,/ , / / // / / i// ,.イ / ! / / / _,. ‐ / / i / /./ /,. --─ / / // _; / / |_ 、、 r / _; -‐ ,.ニ-; ‐ ア / \ヽ`i` ‐ L ‐ ‐-< ~ / r‐‐ /__,,.. -‐ / ヾ 、lヽ `` ー---‐ =‐-z_、,.ィ / { ~ / 「相棒との最後のデュエルに負けた俺は 弋‐゙, \V ヽ、__,..< r ) ,ニ-‐ニ‐ て ` ‐、 ;/ 過去へと戻る道を選んだ ヽヽ ∀l))/,イ ヽノ/ヘヾi,C i´‐ヽ、 / しかし、過去へと戻ることができたのはあくまで『アテム』という }.} 〉!/ij | |/ i,ノミ ノ〉〉ヾ〈 ` ; ‐ _ 俺のもともとの人格だけであり、三千年後の世界を相棒と共に過ごした ,ノ / l.ハ ,/ / ロ/ !| ~ / 千年パズルに宿った『俺』という人格はこの世界に飛ばされた」 |゙i ゙i ,ノ / l ‐r;) / _,z ~ | i, ゙,ヽ、_ ,! =+=\ _;二ニ=‐ iヽ ヽ!ヽl \ ,.イ_|.||.|_,. - ‐-ニこ____/ / | \ ヽ.../_,|ニニl i i.! / へ____,. ‐ ,r ⌒ ,、,,./_l ` / || ||ゝ// ,. === / |`/ //iヽ/_,/ -‐ i / rr ‐‐ヽ> 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/02/02(土) 21 44 54.48 ID o4E+Z4Aq0 / / ,/ , / / // / / i// ,.イ / ! / / / _,. ‐ / / i / /./ /,. --─ / / // _; / / |_ 、、 r / _; -‐ ,.ニ-; ‐ ア / \ヽ`i` ‐ L ‐ ‐-< ~ / r‐‐ /__,,.. -‐ / ヾ 、lヽ `` ー---‐ =‐-z_、,.ィ / { ~ / 「荒唐無稽な話だが、この世界に飛ばされたお前なら信じてくれると思っている 弋‐゙, \V ヽ、__,..< r ) ,ニ-‐ニ‐ て ` ‐、 ;/ この世界に飛ばされ、始めは元の世界に戻ることも考えた ヽヽ ∀l))/,イ ヽノ/ヘヾi,C i´‐ヽ、 / しかし、今の相棒にとって俺は錘にしかならない。『もう一人の遊戯』はすでに必要のない存在だ }.} 〉!/ij | |/ i,ノミ ノ〉〉ヾ〈 ` ; ‐ _ そう思い、俺はこの世界で生きていくことを決めた」 ,ノ / l.ハ ,/ / ロ/ !| ~ / |゙i ゙i ,ノ / l ‐r;) / _,z ~ | i, ゙,ヽ、_ ,! =+=\ _;二ニ=‐ iヽ ヽ!ヽl \ ,.イ_|.||.|_,. - ‐-ニこ____/ / | \ ヽ.../_,|ニニl i i.! / へ____,. ‐ ,r ⌒ ,、,,./_l ` / || ||ゝ// ,. === / |`/ //iヽ/_,/ -‐ i / rr ‐‐ヽ> 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/02/02(土) 21 51 09.23 ID o4E+Z4Aq0 / / ,/ , / / // / / i// ,.イ / ! / / / _,. ‐ / / i / /./ /,. --─ / / // _; / / |_ 、、 r / _; -‐ ,.ニ-; ‐ ア / \ヽ`i` ‐ L ‐ ‐-< ~ / r‐‐ /__,,.. -‐ / ヾ 、lヽ `` ー---‐ =‐-z_、,.ィ / { ~ / 「だが、やはり心残りはある 弋‐゙, \V ヽ、__,..< r ) ,ニ-‐ニ‐ て ` ‐、 ;/ この手紙を読んでいるお前。もし可能ならば童実野町に住んでいる ヽヽ ∀l))/,イ ヽノ/ヘヾi,C i´‐ヽ、 / 武藤遊戯にこの手紙とデッキを渡してくれ }.} 〉!/ij | |/ i,ノミ ノ〉〉ヾ〈 ` ; ‐ _ そして伝えて欲しい。お前は最高の相棒だったと……」 ,ノ / l.ハ ,/ / ロ/ !| ~ / |゙i ゙i ,ノ / l ‐r;) / _,z ~ | i, ゙,ヽ、_ ,! =+=\ _;二ニ=‐ iヽ ヽ!ヽl \ ,.イ_|.||.|_,. - ‐-ニこ____/ / | \ ヽ.../_,|ニニl i i.! / へ____,. ‐ ,r ⌒ ,、,,./_l ` / || ||ゝ// ,. === / |`/ //iヽ/_,/ -‐ i / rr ‐‐ヽ> 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/02/02(土) 21 53 28.02 ID o4E+Z4Aq0 ,. ヽ. ヽ l l l l / ヽ. ヽ l l l l / / ヽ. ` 、 ヽ ヽ. レ、l l. l / / 丶、 ` 、 ヽ ヽ / ヘ \ l l / / ` 、_ \. ヽ. ∨ , `丶 \ ! l / ヽ - ニ_ー三>ィヘ、 ヽ ∨、ハ }. 〉j l l 「……ふぅん。勝手なことを ト 、 \ ` 、 丶、  ̄ / j ` 、 ヽ}_」 j /∧. l l 死してなおこの俺を苛立たせる」 `丶、\ `丶、_`ァハ / ` 、 l!__, / Ⅵ l `丶\ゝ、_,イ{j } / ヽl.// ∧ Ⅴ ! `丶、 ヽ ´ Ⅵ ,ヘ ヽ l l ソ‐-、_` 、  ̄´ \ヽ. l. l / `丶 」____\ヽV / |  ̄ ̄ く、 | `丶, _ | `´、_ /| \ ,イ .| ,rf⌒ ┌‐\ ∠.」 ! { | \__/ | _l. 弋_ | 〈 ̄.l l l l l l l j _____j___/______ ____/___\ _ _ \  ̄\. | |. //´ ヽ /´〉 | レ 〈 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/02/02(土) 21 58 29.47 ID o4E+Z4Aq0 __// __ヾ==-、 f ´ ̄ , ´ `ヽ l | / / \ ∧/ / 〃 ;.イ/l } , ヽ l { l /__ / / /_/ /j / } | l レ/,,∠`/ /∠/メ// / l ! | 伐_j f以ヽ彡イ 「セトさま……どうしたのですか? ヽ ! i V;;リ {;;リ 〃 | 手紙に何か……」 Vl | { l l ! l 、 ー .イ , __ 厂 ̄ ¨ヽ \ !-j> _ ィ<、 / ヽ `ート 、_r _\ヽ |,_ ̄ヘ二´¨l_ハ / ./゙ヽ /⌒く/ ヽ∠ヽ「j|`~/ //ヽ `∨ / } l l } Ⅵ ヽ 〉、 ∨ / ゝァ‐ } くrー! 入 } . .\ V二ニ〈 { / \ }∨ \∧ . . ヽ , } ン′ ヽ| ¨ヽ . .. ノ ヘ_/ ヽ { \ 8//~′ } _ `ヽ、__ __/ `ヽ_// 〃 / \  ̄/ /`===彳 r′ __ヽ { } j、 l く ハ /-- ――‐イ 〉 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/02/02(土) 22 00 53.04 ID o4E+Z4Aq0 ,. ヽ. ヽ l l l l / ヽ. ヽ l l l l / / ヽ. ` 、 ヽ ヽ. レ、l l. l / / 丶、 ` 、 ヽ ヽ / ヘ \ l l / / ` 、_ \. ヽ. ∨ , `丶 \ ! l / ヽ - ニ_ー三>ィヘ、 ヽ ∨、ハ }. 〉j l l 「手紙を読んだものに、そのデッキとこの手紙を ト 、 \ ` 、 丶、  ̄ / j ` 、 ヽ}_」 j /∧. l l ある人物に届けろということが書いてある `丶、\ `丶、_`ァハ / ` 、 l!__, / Ⅵ l まったくふざけた内容だ。どこまで俺を侮辱するつもりだ」 `丶\ゝ、_,イ{j } / ヽl.// ∧ Ⅴ ! `丶、 ヽ ´ Ⅵ ,ヘ ヽ l l ソ‐-、_` 、  ̄´ \ヽ. l. l / `丶 」____\ヽV / |  ̄ ̄ く、 | `丶, _ | `´、_ /| \ ,イ .| ,rf⌒ ┌‐\ ∠.」 ! { | \__/ | _l. 弋_ | 〈 ̄.l l l l l l l j _____j___/______ ____/___\ _ _ \  ̄\. | |. //´ ヽ /´〉 | レ 〈 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/02/02(土) 22 06 16.32 ID o4E+Z4Aq0 __// __ヾ==-、 f ´ ̄ , ´ `ヽ l | / / \ ∧/ / 〃 ;.イ/l } , ヽ l { l /__ / / /_/ /j / } | l レ/,,∠`/ /∠/メ// / l ! | 伐_j f以ヽ彡イ 「すいません……で、でも ヽ ! i V;;リ {;;リ 〃 | 無理なお願いかもしれないですけど Vl | { l 叶えてはいただけないでしょうか…… l ! l 、 ー .イ , __ そのカードを見るときのおじいちゃん、本当に大切なものを見る目でした 厂 ̄ ¨ヽ \ !-j> _ ィ<、 / ヽ だから、その……」 `ート 、_r _\ヽ |,_ ̄ヘ二´¨l_ハ / ./゙ヽ /⌒く/ ヽ∠ヽ「j|`~/ //ヽ `∨ / } l l } Ⅵ ヽ 〉、 ∨ / ゝァ‐ } くrー! 入 } . .\ V二ニ〈 { / \ }∨ \∧ . . ヽ , } ン′ ヽ| ¨ヽ . .. ノ ヘ_/ ヽ { \ 8//~′ } _ `ヽ、__ __/ `ヽ_// 〃 / \  ̄/ /`===彳 r′ __ヽ { } j、 l く ハ /-- ――‐イ 〉 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/02/02(土) 22 07 57.91 ID o4E+Z4Aq0 ,. -‐ 、. /  ̄`~` ‐ 、 / ` ` ‐、 / `‐、 / \ , \ / ! \ / l ! | i . / , │ l l ! | │ 「ふぅん。いいのか? 俺が適当に物をいい / /./ | │ l 、 | | | , | .l ! 曽祖父の遺品を盗もうとしているだけかもしれんぞ」 . / / /l ! l | | | \ !|l | / | | ! / / ./ ! | l l | | ヽ. ヽ\ \ ヽ. ヽ. |│/ヽ| ! l ! ` ‐ 、| l ヽ. ヽ.ヽ. ! l\\`‐、ヽ、\ヽ.| レ /ヽヽl ! ! . `‐、| 、ト、__\ 、 ヽ. l トーz、-‐ラ フヽ!|!/_,ゝヽ }. |│ \ヽl\`ー ヽ、\ヽ ∨ー`‐← ||!-、-、 /! |│ ヽト. ´ ̄ジヽN` -ゝ |! リ /|.| | | ! \ _iー | |.| | | |\. \ r‐== ヲ |  ̄`~` ‐ - 、 | ` ー-ヽ、 V r -‐ / .| | | `‐、 `ー- ./| , -.、 | | `‐、 / .| { {lll}} f{! _ _,,. 、-‐ | `エ´-─ー| ` ー ゞ ´ ヽ` ー- |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/02/02(土) 22 09 22.14 ID o4E+Z4Aq0 _/,  ̄  ̄ 9{_ {゚>‐一 ¬ ̄ ̄`ヽ、 j. \ / / { \ { ヽ / ヽ { ヽ、 \ l ヽ〉. i / ∧ l__\ 代ー 、ヽ | | { { X´l ヽ\} \_ヽ | l 「それはないです。セトさまを嘘をつけない人ですから」 ヽ \∨ ヽ __ | ! \小. ィ= ´ ̄ ` l ,′ l } , / | 八 ヽ _フ / / l 个 、 ィ/ / l / _>r チー/ / _ ! !/ } │ / , <_ _, イ´/ ヽ /\/ヽ { __ノ/⌒ヽ./ / /7 ´ / l / \ハl ∧_ノ X /{ ヽヽ __j ヽ _// / / / l / ノ / ∨〃 r  ̄// / { ,/ │ / { /ヽノ ∨ ヽ /// V | / } ヽ l 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/02/02(土) 22 11 14.63 ID o4E+Z4Aq0 ,. -‐ 、. /  ̄`~` ‐ 、 / ` ` ‐、 / `‐、 / \ , \ / ! \ / l ! | i . / , │ l l ! | │ 「ふぅん……メイドごときが…… / /./ | │ l 、 | | | , | .l ! まぁいいだろう。このデッキは俺のデッキを強化するために使ってやろう . / / /l ! l | | | \ !|l | / | | ! 手紙はそのついでだ」 / / ./ ! | l l | | ヽ. ヽ\ \ ヽ. ヽ. |│/ヽ| ! l ! ` ‐ 、| l ヽ. ヽ.ヽ. ! l\\`‐、ヽ、\ヽ.| レ /ヽヽl ! ! . `‐、| 、ト、__\ 、 ヽ. l トーz、-‐ラ フヽ!|!/_,ゝヽ }. |│ \ヽl\`ー ヽ、\ヽ ∨ー`‐← ||!-、-、 /! |│ ヽト. ´ ̄ジヽN` -ゝ |! リ /|.| | | ! \ _iー | |.| | | |\. \ r‐== ヲ |  ̄`~` ‐ - 、 | ` ー-ヽ、 V r -‐ / .| | | `‐、 `ー- ./| , -.、 | | `‐、 / .| { {lll}} f{! _ _,,. 、-‐ | `エ´-─ー| ` ー ゞ ´ ヽ` ー- |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/02/02(土) 22 15 45.07 ID o4E+Z4Aq0 _/,  ̄  ̄ 9{_ {゚>‐一 ¬ ̄ ̄`ヽ、 j. \ / / { \ { ヽ / ヽ { ヽ、 \ l ヽ〉. i / ∧ l__\ 代ー 、ヽ | | { { X´l ヽ\} \_ヽ | l 「はい、お願いします」 ヽ \∨ ヽ __ | ! \小. ィ= ´ ̄ ` l ,′ l } , / | 八 ヽ _フ / / l 个 、 ィ/ / l / _>r チー/ / _ ! !/ } │ / , <_ _, イ´/ ヽ /\/ヽ { __ノ/⌒ヽ./ / /7 ´ / l / \ハl ∧_ノ X /{ ヽヽ __j ヽ _// / / / l / ノ / ∨〃 r  ̄// / { ,/ │ / { /ヽノ ∨ ヽ /// V | / } ヽ l 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/02/02(土) 22 17 13.37 ID o4E+Z4Aq0 ~夕方~ 『タルブの村近くの草原』 ,. ヽ. ヽ l l l l / ヽ. ヽ l l l l / / ヽ. ` 、 ヽ ヽ. レ、l l. l / / 丶、 ` 、 ヽ ヽ / ヘ \ l l / / ` 、_ \. ヽ. ∨ , `丶 \ ! l / ヽ - ニ_ー三>ィヘ、 ヽ ∨、ハ }. 〉j l l 「…………」 ト 、 \ ` 、 丶、  ̄ / j ` 、 ヽ}_」 j /∧. l l `丶、\ `丶、_`ァハ / ` 、 l!__, / Ⅵ l `丶\ゝ、_,イ{j } / ヽl.// ∧ Ⅴ ! `丶、 ヽ ´ Ⅵ ,ヘ ヽ l l ソ‐-、_` 、  ̄´ \ヽ. l. l / `丶 」____\ヽV / |  ̄ ̄ く、 | `丶, _ | `´、_ /| \ ,イ .| ,rf⌒ ┌‐\ ∠.」 ! { | \__/ | _l. 弋_ | 〈 ̄.l l l l l l l j _____j___/______ ____/___\ _ _ \  ̄\. | |. //´ ヽ /´〉 | レ 〈 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/02/02(土) 22 18 54.79 ID o4E+Z4Aq0 __// __ヾ==-、 f ´ ̄ , ´ `ヽ l | / / \ ∧/ / 〃 ;.イ/l } , ヽ l { l /__ / / /_/ /j / } | l レ/,,∠`/ /∠/メ// / l ! | 伐_j f以ヽ彡イ 「ここにいたんですか ヽ ! i V;;リ {;;リ 〃 | この草原、とっても綺麗でしょう? Vl | { l これをセトさまに見せたかったんです」 l ! l 、 ー .イ , __ 厂 ̄ ¨ヽ \ !-j> _ ィ<、 / ヽ `ート 、_r _\ヽ |,_ ̄ヘ二´¨l_ハ / ./゙ヽ /⌒く/ ヽ∠ヽ「j|`~/ //ヽ `∨ / } l l } Ⅵ ヽ 〉、 ∨ / ゝァ‐ } くrー! 入 } . .\ V二ニ〈 { / \ }∨ \∧ . . ヽ , } ン′ ヽ| ¨ヽ . .. ノ ヘ_/ ヽ { \ 8//~′ } _ `ヽ、__ __/ `ヽ_// 〃 / \  ̄/ /`===彳 r′ __ヽ { } j、 l く ハ /-- ――‐イ 〉 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/02/02(土) 22 21 10.70 ID o4E+Z4Aq0 ~夕方~ 『タルブの村近くの草原』 ,. ヽ. ヽ l l l l / ヽ. ヽ l l l l / / ヽ. ` 、 ヽ ヽ. レ、l l. l / / 丶、 ` 、 ヽ ヽ / ヘ \ l l / / ` 、_ \. ヽ. ∨ , `丶 \ ! l / ヽ - ニ_ー三>ィヘ、 ヽ ∨、ハ }. 〉j l l 「ふぅん」 ト 、 \ ` 、 丶、  ̄ / j ` 、 ヽ}_」 j /∧. l l `丶、\ `丶、_`ァハ / ` 、 l!__, / Ⅵ l `丶\ゝ、_,イ{j } / ヽl.// ∧ Ⅴ ! `丶、 ヽ ´ Ⅵ ,ヘ ヽ l l ソ‐-、_` 、  ̄´ \ヽ. l. l / `丶 」____\ヽV / |  ̄ ̄ く、 | `丶, _ | `´、_ /| \ ,イ .| ,rf⌒ ┌‐\ ∠.」 ! { | \__/ | _l. 弋_ | 〈 ̄.l l l l l l l j _____j___/______ ____/___\ _ _ \  ̄\. | |. //´ ヽ /´〉 | レ 〈 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/02/02(土) 22 23 36.69 ID o4E+Z4Aq0 __// __ヾ==-、 f ´ ̄ , ´ `ヽ l | / / \ ∧/ / 〃 ;.イ/l } , ヽ l { l /__ / / /_/ /j / } | l レ/,,∠`/ /∠/メ// / l ! | 伐_j f以ヽ彡イ 「父が言ってました。ひいおじいちゃんと、同じ国の人に出会ったのも ヽ ! i V;;リ {;;リ 〃 | 何かの運命だろうって。よければこの村に住んでくれないかって Vl | { l そしたら、わたしも……ご奉公をやめて l ! l 、 ー .イ , __ 一緒に帰ってくればいいって」 厂 ̄ ¨ヽ \ !-j> _ ィ<、 / ヽ `ート 、_r _\ヽ |,_ ̄ヘ二´¨l_ハ / ./゙ヽ /⌒く/ ヽ∠ヽ「j|`~/ //ヽ `∨ / } l l } Ⅵ ヽ 〉、 ∨ / ゝァ‐ } くrー! 入 } . .\ V二ニ〈 { / \ }∨ \∧ . . ヽ , } ン′ ヽ| ¨ヽ . .. ノ ヘ_/ ヽ { \ 8//~′ } _ `ヽ、__ __/ `ヽ_// 〃 / \  ̄/ /`===彳 r′ __ヽ { } j、 l く ハ /-- ――‐イ 〉 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/02/02(土) 22 26 45.97 ID o4E+Z4Aq0 ,. ヽ. ヽ l l l l / ヽ. ヽ l l l l / / ヽ. ` 、 ヽ ヽ. レ、l l. l / / 丶、 ` 、 ヽ ヽ / ヘ \ l l / / ` 、_ \. ヽ. ∨ , `丶 \ ! l / ヽ - ニ_ー三>ィヘ、 ヽ ∨、ハ }. 〉j l l 「俺も遊戯もこの世界の人間ではない ト 、 \ ` 、 丶、  ̄ / j ` 、 ヽ}_」 j /∧. l l そして、俺は奴とは違い元の世界に帰る `丶、\ `丶、_`ァハ / ` 、 l!__, / Ⅵ l 下らん妄想はそこまでにしておくのだな」 `丶\ゝ、_,イ{j } / ヽl.// ∧ Ⅴ ! `丶、 ヽ ´ Ⅵ ,ヘ ヽ l l ソ‐-、_` 、  ̄´ \ヽ. l. l / `丶 」____\ヽV / |  ̄ ̄ く、 | `丶, _ | `´、_ /| \ ,イ .| ,rf⌒ ┌‐\ ∠.」 ! { | \__/ | _l. 弋_ | 〈 ̄.l l l l l l l j _____j___/______ ____/___\ _ _ \  ̄\. | |. //´ ヽ /´〉 | レ 〈 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/02/02(土) 22 30 39.94 ID o4E+Z4Aq0 __// __ヾ==-、 f ´ ̄ , ´ `ヽ l | / / \ ∧/ / 〃 ;.イ/l } , ヽ l { l /__ / / /_/ /j / } | l レ/,,∠`/ /∠/メ// / l ! | 伐_j f以ヽ彡イ 「元の世界? ……それって、冗談じゃないんですよね ヽ ! i V;;リ {;;リ 〃 | ……じゃ、じゃあ、待っててもいいですか? Vl | { l わたしは、何のとりえもないただの女の子だけど l ! l 、 ー .イ , __ 待つことぐらいはできる 厂 ̄ ¨ヽ \ !-j> _ ィ<、 / ヽ セトさまががんばって、帰る方法を探して `ート 、_r _\ヽ |,_ ̄ヘ二´¨l_ハ / ./゙ヽ それでも見つからなかったら……」 /⌒く/ ヽ∠ヽ「j|`~/ //ヽ `∨ / } l l } Ⅵ ヽ 〉、 ∨ / ゝァ‐ } くrー! 入 } . .\ V二ニ〈 { / \ }∨ \∧ . . ヽ , } ン′ ヽ| ¨ヽ . .. ノ ヘ_/ ヽ { \ 8//~′ } _ `ヽ、__ __/ `ヽ_// 〃 / \  ̄/ /`===彳 r′ __ヽ { } j、 l く ハ /-- ――‐イ 〉 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/02/02(土) 22 33 42.41 ID o4E+Z4Aq0 ,. ヽ. ヽ l l l l / ヽ. ヽ l l l l / / ヽ. ` 、 ヽ ヽ. レ、l l. l / / 丶、 ` 、 ヽ ヽ / ヘ \ l l / / ` 、_ \. ヽ. ∨ , `丶 \ ! l / ヽ - ニ_ー三>ィヘ、 ヽ ∨、ハ }. 〉j l l 「ふぅん。ありえん話だがな ト 、 \ ` 、 丶、  ̄ / j ` 、 ヽ}_」 j /∧. l l 考えておいてやろう」 `丶、\ `丶、_`ァハ / ` 、 l!__, / Ⅵ l `丶\ゝ、_,イ{j } / ヽl.// ∧ Ⅴ ! `丶、 ヽ ´ Ⅵ ,ヘ ヽ l l ソ‐-、_` 、  ̄´ \ヽ. l. l / `丶 」____\ヽV / |  ̄ ̄ く、 | `丶, _ | `´、_ /| \ ,イ .| ,rf⌒ ┌‐\ ∠.」 ! { | \__/ | _l. 弋_ | 〈 ̄.l l l l l l l j _____j___/______ ____/___\ _ _ \  ̄\. | |. //´ ヽ /´〉 | レ 〈 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/02/02(土) 22 37 29.74 ID o4E+Z4Aq0 _/,  ̄  ̄ 9{_ {゚>‐一 ¬ ̄ ̄`ヽ、 j. \ / / { \ { ヽ / ヽ { ヽ、 \ l ヽ〉. i / ∧ l__\ 代ー 、ヽ | | { { X´l ヽ\} \_ヽ | l 「……はい!」 ヽ \∨ ヽ __ | ! \小. ィ= ´ ̄ ` l ,′ l } , / | 八 ヽ _フ / / l 个 、 ィ/ / l / _>r チー/ / _ ! !/ } │ / , <_ _, イ´/ ヽ /\/ヽ { __ノ/⌒ヽ./ / /7 ´ / l / \ハl ∧_ノ X /{ ヽヽ __j ヽ _// / / / l / ノ / ∨〃 r  ̄// / { ,/ │ / { /ヽノ ∨ ヽ /// V | / } ヽ l 第十話 ~受け継がれし力 後編~ 終了